ラン科

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ラン科

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■ イワチドリ【学名】Amitostigma keiskei 【科名】ラン科【属名】[アミトスティグマ属](ヒナラン属) 【和名】イワチドリ【原産地】日本
【特徴】紅紫色の小さな花が数個咲く可憐なラン科植物で、渓流の岸壁などに自生しています。茎は10cm前後で、葉を１枚着けます。葉は狭卵形～長楕円形で長さ５cm弱、唇弁の長さはせいぜい１cm。小型の植物です。山草として栽培され、石づけや小さな浅鉢、こけ玉などにすると、風情があります。花後は地上部は枯れて休眠に入ります。希に白色花もあります。【管理】排水の良い用土を好む。生長期は腰水にするなど水分の多い状態にするが、花後の休眠期は水を控える。繁殖は株分け。
【キー】/+//+//+//+/多年草/落葉/耐寒性/+/小鉢/+/半日陰/氷点下/水やり普通/+/4月/5月/ 【追加】アミトスティグマ・ケイスケイ/2695

■ エビネ【学名】Calanthe spp. 【科名】ラン科【属名】[カランテ属](エビネ属) 【和名】【原産地】アジアを主に各地
【特徴】古典植物として有名ですが、近年は改良品種が多くなり、鉢花として見直されています。エビネ属の重要な種は、わが国に自生しているものが多いのです。落葉種もありますが、一般に普及しているのは常緑種です。また普通は春咲きですが、夏咲き、冬咲きなどもあります。花色も地味ながら豊富にあり、芳香もあります。【管理】観賞時は室内の半日陰の場所に置きます。強い光線を嫌います。鉢植えでは鉢土の表面が乾けば底から流れ出るぐらいたっぷり与えます。
【キー】/+//+//+//+/多年草/常緑/落葉/耐寒性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/半日陰/氷点下/水やり普通/+/4月/5月/ 【追加】カランテ/2717

■ サギソウ【学名】Habenaria radiata (=Pecteilis radiata ) 【科名】ラン科【属名】[ハベナリア属](ミズトンボ属) 【和名】サギソウ(鷺草) 【原産地】日本/朝鮮半島/台湾
【特徴】白鷺が羽を広げて飛ぶ姿に似た純白の花を咲かせるので、この名があります。日当たりのよい湿原に自生する地生ランで、地下には小豆大の球根(塊茎)ができます。球根からは４～５月ごろに芽を出し、冬は落葉します。花色は白だけですが、葉に白斑、黄斑の入る品種もあります。性質は強健で栽培は容易です。【管理】観賞時は室内の明るい場所に置きます。強い光線を嫌います。湿原の植物なので乾燥を嫌いますが、やりすぎは禁物です。用土が乾けばたっぷり与えます。地上部の枯れている冬も湿りは必要です。
【キー】/+//+//+//+/多年草/落葉/耐寒性/球根/+/小鉢/中鉢/+/日なた/氷点下/水やり普通/+/7月/8月/ 【追加】ハベナリア・ラディアタ/2914

■ シラン【学名】Bletilla striata 【科名】ラン科【属名】[ブレティラ属](シラン属) 【和名】シラン(紫蘭) 【原産地】日本～中国
【特徴】紫紅色の花が美しいラン科植物です。日本や中国の日当たりの良い原野の湿原や草地に自生している植物ですから、性質はたいへんに強健です。他に白、淡桃色の品種もあります。庭植にも適しますが、鉢やプランターでも容易に栽培できます。【管理】性質は強健。やや半日陰程度で、やや湿り気のある条件を好みます。繁殖は株分けで適期は秋。２～３年に一度は秋に植え替えします。
【キー】/+//+//+//+/多年草/落葉/耐寒性/+/中鉢/花壇/+/日なた/氷点下/水やり普通/+/5月/6月/ 【追加】ブレティラ・ストリアタ/2955

■ タイリントキソウ【学名】Pleione formosana 【科名】ラン科【属名】[プレイオネ属](タイリントキソウ属) 【和名】タイリントキソウ(大輪朱鷺草) 【原産地】台湾
【特徴】カトレアに似た華やかな花を庭植えで楽しめる地生ランです。プレイオネ属では本種が花が大きく(径８～10cm)、丈夫なので、広く栽培されます。花色は紫桃、桃、白などがあり、唇弁は赤褐色の斑紋が入ります。春に花茎が伸び花後に葉が展開し冬には葉は枯れ、新しい球茎から翌年に開花します。台湾原産なので、タイワントキソウとも呼びます。なお、日本原産のトキソウとは属まで異なる別物です。【管理】性質は丈夫。排水性の良い用土を好む。直射光には当てない。繁殖は株分けで、深植しない。
【キー】/+//+//+/タイワントキソウ/+/多年草/落葉/耐寒性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/日なた/氷点下/水やり普通/+/5月/6月/ 【追加】プレイオネ・フォルモサナ/2951

■ タイワンクマガイソウ【学名】Cypripedium formosanum 【科名】ラン科【属名】[シプリペディウム属](アツモリソウ属) 【和名】タイワンクマガイソウ【原産地】台湾
【特徴】花茎の先端に一つ咲く花は、唇弁が大きく膨らんで、袋状になるユニークな花形です。日本に自生するクマガイソウ(C. japonicum)は、地下茎の節間が長くて鉢栽培には適さないので、主に本種がクマガイソウの名で流通しています。以前は同一種とされていたいたほど両種はよく似ていますが、本種は唇弁が豊かに膨らみ、花は径８～10cmほどとやや大きく、赤紫色の明瞭な小さな斑点が多数入ります。葉は縦じわの目立つ扇形で、２枚だけ出ます。【管理】高温を嫌う。繁殖は株分け。
【キー】/+//+//+/クマガイソウ/+/多年草/常緑/耐寒性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/半日陰/氷点下/水やり普通/+/4月/5月/ 【追加】(2797)

■ トキソウ【学名】Pogonia japonica 【科名】ラン科【属名】[ポゴニア属](トキソウ属) 【和名】トキソウ(朱鷺草) 【原産地】日本/中国/朝鮮半島
【特徴】淡紫紅色または白色の花が可憐な本種は、湿原に生える小型の地生ランで、絶滅した朱鷺(トキ)の名から由来しています。茎の中央に葉は１枚だけつき、先端に２cmほどの花が咲きます。根から芽が出ます。なお、タイリントキソウ(タイワントキソウ)は属も違う別種です。【管理】強光を好むが夏は半日陰がよい。湿りの多い状態を好む。植え替えは花後で、水苔植えが無難。施肥はしない。繁殖は株分けまたは根伏せ。
【キー】/+//+//+//+/多年草/落葉/耐寒性/+/小鉢/中鉢/+/日なた/氷点下/湿潤/+/5月/6月/ 【追加】ポゴニア・ヤポニカ/2959

■ ネジバナ【学名】Spiranthes sinensis 【科名】ラン科【属名】[スピランテス属](ネジバナ属) 【和名】ネジバナ(捩花) 【原産地】日本～オーストラリア
【特徴】日当たりの良い草地に普通に見かけるラン科の植物です。地際に線形の葉を数枚つけて、初夏には花茎が出て、多数の淡紅色の花が螺旋状に並んで咲きます。茎が捻れているように見えるのでネジバナの名があり、左巻き、右巻きともにあります。根は肥厚しています。花後の夏は葉が枯れて休眠し、秋に新芽を出します。白花品種もあります。【管理】性質は強健。排水の良い用土を好むが、生育期にはやや湿潤な状態を好む。秋に肥厚している根を分割して繁殖。
【キー】モジズリ(捩摺)/+//+//+//+/多年草/落葉/耐寒性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/強光/氷点下/水やり普通/+/5月/6月/7月/ 【追加】スピランテス・シネンシス/2829

■ ハベナリア・メドゥーサ【学名】Habenaria medusa 【科名】ラン科【属名】[ハベナリア属](ミズトンボ属) 【和名】【原産地】東南アジア
【特徴】白色の唇弁が糸状に細かく深裂した花がたいへん繊細で、幻想的な美しさを感じるサギソウの仲間です。花の径は４～５cmほど、長い距があります。花茎が伸びて総状につぎつぎと花を咲かせます。葉は披針形で、草丈60cm前後の球根性の地生ランです。熱帯アジアの中山間地帯に自生します。【管理】生育中はやや水を多く与える。休眠期(冬)は乾かし気味に。繁殖は種まき。
【キー】/+//+//+//+/多年草/常緑/非耐寒性/+/小鉢/中鉢/+/日なた/5℃以上/水やり普通/+/9月/10月/ 【追加】(2194)

■ バニラ【学名】Vanilla planifolia (=Vanilla fragrans) 【科名】ラン科【属名】[バニラ属](-) 【和名】【原産地】メキシコ/西インド諸島
【特徴】果実を発酵させたものがバニラ・エッセンスで、有名な香料ですから、熱帯各地で広く栽培されています。蔓性で、楕円形の肉厚の葉が美しいので、これをフェンス仕立てしたものが、観葉植物としての用途で流通しています。花は葉腋から伸びる花茎に総状に数花を着けます。大きさは径６cmほどで、黄緑色です。ただし、かなり大きな株にならなければ開花しません。開花後、長さ15cmくらいの果実ができます。葉に白斑が入る品種もあります。【管理】高温多湿を好み、１５℃以上が必要。
【キー】/+//+/vanilla(バニラ)/+/バニラ/+/多年草/常緑/非耐寒性/蔓性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/日なた/10℃以上/水やり普通/+// 【追加】バニラ・プラニフォリア/2889

■ ヒマラヤトキソウ【学名】Pleione maculata 【科名】ラン科【属名】[プレイオネ属](タイリントキソウ属) 【和名】【原産地】ヒマラヤ/インド東部～タイ
【特徴】タイリントキソウ(タイワントキソウ)の仲間で、小型のカトレアに似た花が咲きます。球茎は円筒状の円錐形で、上部がやや扁平な形をしており緑色です。花茎は秋に新葉が出る前に伸びて先端に１花をつけ、花後２葉を頂生します。花は径４～９cmで、乳白色ですが、唇弁は黄色で紫赤色の斑紋が入り、芳香があります。開花期が秋であることも特徴です。【管理】性質は丈夫。排水性の良い用土を好む。直射光には当てない。冬は凍結させない。繁殖は株分けで、球茎は深植しない。
【キー】/+//+//+/ヒマラヤトキソウ/+/多年草/落葉/耐寒性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/日なた/氷点下/水やり普通/+/10月/ 【追加】プレイオネ・マクラタ/2952

■ ホンコンシュスラン【学名】Ludisia discolor (Haemaria discolor) 【科名】ラン科【属名】[ルディシア属](ホンコンシュスラン属) 【和名】ホンコンシュスラン(香港繻子蘭) 【原産地】シンガポール付近
【特徴】茎は地面を這い、葉は上面がビロード状暗褐緑色で、輝いた淡紅色または白色の筋が入る美しい葉です。花茎を出し、白い小さな花をたくさん咲かせます。一般にシュスランの名で、園芸店に出ていますが、実は、正しくはシュスラン(Goodyera vertina)は日本原産の近縁の植物で、属も異なる別の植物です。【管理】栽培は容易。半日陰で10℃以上の温度が必要。多湿な状態を好む。
【キー】/+//+//+/シュスラン/ヘマリア/+/多年草/常緑/非耐寒性/匍匐性/+/小鉢/中鉢/花壇/+/半日陰/10℃以上/水やり普通/+/9月/10月/ 【追加】ルディシア・ディスコロル/2992

■ マコデス(ジュエルオーキッド) 【学名】Macodes sp. 【科名】ラン科【属名】[マコデス属](ナンバンカゴメラン属) 【和名】【原産地】ニューギニア～沖縄
【特徴】暗緑色のビロード状の葉に、細かな銀線あるいは金線の網目模様が、縦、横に入り、たいへんに美しい。その美しさは、ジュエルオーキッド(宝石のラン)と称されるほどです。茎は肉質で、地表を這い、先端は直立して、数枚の葉をつけます。葉は卵形で肉厚。夏には茎頂から花茎が立ち、その上部に径1.5cmほどの小さな花を多数着けます。花色は茶色がかった緑白色で、あまり目立ちません。【管理】半日陰で最低温度1５℃が必要。高温、多湿な状態を好む。
【キー】/+//+/jewel orchids/+/ジュエルオーキッド/+/多年草/常緑/非耐寒性/+/小鉢/中鉢/+/半日陰/10℃以上/水やり普通/+/7月/8月/9月/ 【追加】(2969)

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