秋まき草花の種まき
―春に比べて時期に神経―
10月1日掲載
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セキチク
  秋の彼岸ごろは、ちょうど秋まき草花の種まきの時期である。遅くまくと、寒さがくるまでに苗が大きくならないで、冬の寒さで枯れてしまったり、春に貧弱な花しか咲かないことになる。逆に、早くまき過ぎると、高温のために発芽しないことがあるし、かりに発芽しても立枯病にかかりやすい。このようなわけで、秋まき草花は春まき草花に比べて、種まきの適期がたいへんに短い。もっとも、パンジーセキチクナデシコなどは少々早くまいてもよいし、スイー トピーアイスランドポピーなどは遅くてもよい。

ところで、種まきには花壇や畑に直接まく(直まき)のと、箱や鉢などにまいて、後で移植する方法とがある。直まきは楽でよいが、種がたくさん要り、ていねいな管理がしにくいので、普通は箱か鉢にまくのがよいだろう。

種まきの用土は水はけのよい、さらさらした固まらない土を使う。このためには細かく砕いた腐葉土やパーライトなどをたくさん混ぜるのがよい。キンギョソウサクラソウなど微細な種子の場合は、バーミキュライトかピートパンなどを用いるのが無難だ。用土はふるい分けして、上部に細かい土を置いてきれいにならし、軽くおさえる。種はうすくまき、少し覆土するが、微細な種の場合は覆土しない。覆土が厚すぎると発芽しにくい。底から水を十分に吸わせ、上に新聞紙をかぶせ、半日陰のところに置く。発芽するまでは乾かさないように注意し、発芽し始めたらすぐに新聞紙をとり除き、よく光に当てる。
 伸び始めると、密生した状態になる前に移植するが、これは10月中に終わるようにしたい。