ドライフラワー
―夏から秋にかけて好機―
8月27日号掲載
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ヘリクリサム(ムギワラギク)
 ドライフラワーは、生花とは異なった趣があり、それでいて本物志向でもあるし、静かなブームが続いている。長持ちすることも魅力だし、いろいろ利用の仕方を工夫できることも楽しい。花びんに活けるのもよい。押し花風にして色紙に張り付けることもできるし、ブーケやコサージにもなる。壁面や天井に飾ることもできる。

 夏から秋にかけて、雨が少なく湿度の低いときがドライフラワーを作るシーズンである。市販品は脱色、染色などの2次加工した美しいものが多く、それはそれで大いに良さがあるが、自分で加工してみるのもよいだろう。

 乾燥は自然にさせるのと、乾燥剤を使う方法とがある。自然乾燥はきわめて簡単で、小さな束にして、日陰に吊るしておくだけでよい。スターチス、ムギワラギクローダンセ、ベニバナ、センニチコウなどが有名だが、他にもバラを始め利用できるものが多い。上手にドライフラワーを作るコツは7分咲き程度のものを用いることと、なるべく早く乾かすことである。そして、茎の太いものは花首のところで切って、必要な長さの針金をつきさして乾かすと、早く出来上がり、後で利用しやすい。

 乾燥剤を使うと、自然乾燥のむつかしいものでも、鮮明な花色と形を保ったまま、乾燥させることができる。乾燥剤はシリカゲルが好適で、価額も安い。広口びんか、缶などを使って、切り花を入れ、周りにシリカゲルをつめる。さらに、電子レンジに入れて、急速に乾燥させると美しく仕上がる。使い終わったシリカゲルは熱を加えて水分を追い出すと何回でも使用できる。
 ドライフラワーを自作して楽しんでみてはいかが。