鉢花の交代
一管理の大切な時期―
3月11日号掲載
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シクラメン
 シクラメンやシンビジウムなどの冬の鉢花も、そろそろ峠を越して、部屋の装飾の第一線から引退するころである。観葉植物などの冬越しも目処がついたようだ。

 さて、これからは一年のうちで最も植物がよく育つ季節。4月になれば、植え替えや株分けをして、肥料もやって元気に育ててやらねばならない。

 シンビジウムなどの洋ランは終わった花を切りとり、半分ぐらいに株分けして植えなおすか、そのまま一まわり大きな鉢に植え替える。活着すれば菜種油粕、骨粉などの有機質肥料か緩効性の化学肥料をやる。これから、充実するバルブに来年の花がつくのだから、春に大きく育てることが大切だ。ハイビスカスポインセチアなどの熱帯性の花木は、大きくなりすぎて鉢とのつり合いが悪くなるので、思い切って刈り込む。やはり一まわり大きな鉢に植え替えて、肥料をやるのがよい。観葉植物類も植え替えのシーズンだが、これからは、光が強くなるので、日陰のところに置くようにしたい。

 役目の終わったシクラメンは少し様子が違う。シクラメンは夏の暑さが大敵で、今からは育てるというよりも、いかに夏越しするかにかかっている。半日陰の涼しいところに置いて、ときどき薄い液肥をやる程度にする。順調に生育するようなら、そのまま夏越しさせる。しかし、葉が黄色くなり、生育を停止したようになれば、風通しのよい家の北側などの日陰に置いて、水をまったくやらないで、強制的に休眠させる。葉は枯れて、球根だけ残るが、秋になると芽が動き始めるので、そのときに植え替えて、初めて水をやる。来冬もまたシクラメンを咲かせるのは、それほどむつかしいことではない。