日よけ草花
―支柱は丈夫なものを―
5月28日号掲載
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アサガオ
 日ざしが強くなり始めると、西に面した窓では日よけが欲しくなる。道路に面した窓では目隠しも欲しい。このような目的には蔓性の草花を上手に利用したい。

 アサガオはこの目的に広く用いられているので、ここで紹介するまでもないほどだが、少し変わったものでは西洋アサガオといわれているものがある。ヘブンリーブルーという青色の品種が有名だ。これは生育が盛んで、花がたくさん咲き、しかも昼ごろまで咲くので、朝寝坊の人に向いている。スカーレットオハラという赤花品種は、オキシダントが騒がれていたころ、公害関係で有名になった品種だ。というのは、オキシダントが発生すると葉に斑点状の枯れ込みが入りやすい特徴があるので、大気汚染の状態を調べる指標植物として使われたからだ。この品種は西洋アサガオとされているが、厳密には日本アサガオに近いものである。

 ユウガオも夕暮れ時に咲く大きな白い花が幻想的で面白い。ヒョウタン、観賞用カボチャなどは、収穫した後の実も観賞できるし、ヘチマはタワシを作り、化粧水がとれる実用性がある。これらはすべて葉は大きく、よく繁茂するので、日よけの効率は高い。一方、葉は小さくて、いかにも涼しさを感じるものにルコウソウやフウセンカズラがある。この他にもまだ多くの種類があるが、いずれも今月が種まきの適期である。ユウガオは種がかたく、発芽しにくいので、種の表面を少し傷つけてからまくのがよい。その他のものは発芽しやすい。覆土を厚くしすぎないこと、発芽するまでは乾かさないことが大切だ。

 植物は繁茂すると意外と重いので、後で垂れ下がったりしないように、支柱はしっかりしたものにしたい。下の方にも、枝がよく張るように、あらかじめ計画的に誘引することも大切である。