冬の鉢物管理
―暖かくし過ぎぬこと―
2月5日号掲載
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 冬に園芸店で売っている鉢物は低温性の植物が多い。だから、ほとんどの鉢物は室内で十分に越冬できる。それどころか、シクラメンプリムラシネラリアなど低い温度でも花は次々と咲いてくる。
 さて、低温といっても、その目安は一応、夜温5℃程度と考えたい。この程度ならほとんどの家の居間などで維持されているはずである。種類によってはもっと低い温度でもよく、シクラメンなど鉢花の多くは凍結しなければまず大丈夫である。

 冬の管理で失敗するのは低温のためよりも、むしろ暖かくしようとし過ぎる場合や、水の量が多すぎる場合である。昼だけ暖房し、しかも暖房器の近くに置かれては、植物にとっては迷惑なことである。これでは植物は暑過ぎるし、乾きすぎることになる。昼間は暖房しなくても、植物にとって室内なら十分に暖かいのだ。だから、決して暖かくしてやろうなどと考えないことが上手に管理するコツの第一である。温度はむしろ夜温の方が重要なので、夜は冷え過ぎない場所に置くのがよい。

 コツの第二は水を多く与えすぎないこと。水が多いと耐寒性は減るし、根も腐りやすい。水が少ないと耐寒性は増し、冬越ししやすくなる。だから、水やりは少なめにし、しおれない程度を目安にする。数日に1回程度、午前中の与えるのが無難だろう。決して毎日与えないで、回数を少なく、量を多くが水やりの基本である。
 コツの第三は十分に太陽に当てることである。窓辺に置くのがよいが、暖かい日には外に出してやるのもよいだろう。
 以上の3点を守れば冬でも安心して、緑を楽しむことができる。