一年草の種まき
―失敗原因の多くは覆土―
4月9日号掲載
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マリーゴールド
 桜の花が散り、草花のつぼみがふくらむころになると、春まき一年草の種まきや植えつけなど、日曜園芸の楽しみも多くなる。
 一年草には春まきと秋まきの2種類がある。秋まきのものでも、アスターやマツムシソウのように春まきしてもよいものもある。これらは春の彼岸を過ぎれば早々に種まきする。一方、春まきのものは「粟は八十八夜の種おろし」などというように、八十八夜の前後の4月下旬から5月上旬ごろにまくのがよい。

 春まき一年草は夏から秋にかけて花を咲かせるが、とくに秋に真価を発揮するものが多い。秋の温度が適当なこともあるが、短日性植物が多いことにもよる。だから、春早く種をまくと、まだ日が短いので、発芽後すぐにつぼみができて困ることがある。マリーゴールドケイトウがそうである。もっともその後、次第に日は長くなっていくので、わき芽が伸びて、正常な生育に戻っていくが、よほど急ぎたいとき以外は遅くまくのがよい。

 極端には7月ごろにまく方法もある。そうすると2カ月もしないうちに日が短くなり、草丈の低いまま花が咲く。花壇にはむしろ面白い。コスモス、ケイトウマリーゴールドサルビアジニアなどがこれに利用できる。

 種まきは花壇に直接まいてもよいが、一般には鉢か箱にまいて、発芽してから移植するのがよい。種まきの失敗の原因は覆土(種をまいてから上にかける土)の厚過ぎ、土の不良、乾かし過ぎ、種子の不良などである。とくに覆土を厚くし過ぎる場合が多い。通気性の良い土を用いる。