プランター
―水やりに細かく注意―
11月5日号掲載
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プランターで作ったスイートピー
 ベランダや軒下でも、土の香りを味わいながら栽培を楽しめるプランターが、最近の家庭園芸でもてはやされている。
 プランターは本来は種まき容器のことを指していたと思われるが、現在では、むしろ園芸店で市販されているプラスチック製の長方形の栽培箱のことをいうのが一般的になっている。
 プランターはベランダや舗装された場所などで植物を育てるのに適しているが、配置を工夫して花壇に利用するのもよい。動かすことが自由なだけに、開花中のものを選び、配置を工夫して花壇を組むことができる。花の終わったものは除いたり、時には並べ変えをするなど、地植えの花壇より変化に富んだ花壇組みができる。また、形や色彩の良いプランターの場合は、鉢花を並べる容器として室内に置くのも面白い。

 ところで、プランターは大地に植物を植えるのと違って、限られた土で植物を育てるのであるから、土作りや水やりに細かい注意がいる。
 土は堆肥、腐葉土、ピートモスなどを多く入れて、よく肥えた、孔隙の多い、排水の良いものとする。鉢用土と同じように考えればよい。それから、水は多くやり過ぎないことが大切である。土が限られているとはいえ、鉢よりは多いし、その上、周囲からの水分の蒸発がない。また地植えのように水が周囲に拡散することもない。だから、土の乾きがかなり遅いのだが、表面の土だけは乾いているように見えるので、つい、水をやり過ぎることが多い。その結果、根腐れを起こしやすい。
 なお、プランターと同じ用途で、昔から木箱も使われるが、古い火鉢など家庭用品の廃物を工夫して利用するのもよいだろう。