堆肥
一よい土作りにぜひ―
1月7日号掲載
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街角の花壇苗屋さん(ヘルシンキ)
 よい土作りは植物を育てる基本である。よい土とはどんな土か、簡単には説明しにくいが、ともかく、堆肥などの有機物をたくさん入れることがよい土作りになることは確かである。

 自然界では、枯れ落ちた古い葉や茎は微生物に分解され、土となり、それを再び植物が利用する、といった自然の循環がある。ところが耕作する場合は、収穫物や雑草を外に持ち出すし、庭園でも草や落ち葉や刈り込んだ枝葉を取り去ってしまう。このように、自然の循環の一部分を切ってしまうのだから、土地はどんどん衰えることになる。だから、少なくとも取り去った分だけは堆肥として補給しなければならない。
 しかし、園芸を楽しむ以上は自然界に育つものより、よい環境で、よいものを作らねばならない。だから、堆肥は補給というより、むしろ積極的に大量に入れて、よりよい土作りをするように心がけたい。

 さて、堆肥の材料はその気になれば身近にもかなりある。落ち葉、雑草、刈り込んだ庭木の枝葉、野菜くず、残飯、わら、もみがら、おがくずなどである。これらを積んでおいて、腐熟させるだけでよい。整然としておきたいなら、庭の片隅に穴を掘るか、木枠を作って、その中で堆積するのがよいだろう。少し肥料を混ぜておくと、早く発酵する。おがくずのように腐りにくいものは1年ぐらいは積んでおきたいが、ほとんどのものは数カ月で使えるようになる。その間1、2回混ぜながら積みかえると、よく発酵が進む。決して、不潔ではないし、植物性のものだけにしておけば悪臭の心配もない。
 この冬のうちに、落ち葉集めでもして、春の園芸シーズンの到来を待つことにしよう。