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鉢物の管理の基礎

鉢花・ガーデニング植物の選び方
 こんな種類が欲しい、こんな色の花が欲しい、わが家に新しい仲間を迎え入れたい、これが鉢花やガーデニング植物を選ぶ第一歩です。さて、どの株を選ぶかというときに、蕾や花につい注意が向いてしまいがちですが、大切なのは株の生育状態なのです。草姿をよく観察し、元気のよい植物を選ぶようにしましょう。

▲徒長していない株を選ぶ
 市販品はほとんど温室かビニールハウスで育てられていますが、時には生産効率を高めようとして、鉢を詰め込んで育てられたものもあります。このような栽培をしたものは茎が細くなり、徒長して軟弱になるだけでなく、花の日持ちも悪いのが普通です。茎が太く、茎の節間がつまっているもの、そして適度な草丈で、鉢とのバランスのよい姿をしているものを選ぶのが大切です。
▲葉色がよく、下葉の枯れてない株を選ぶ。
 葉色は栄養状態を示すバロメーターで、元気に育っている植物は美しい緑色をしています。葉色が悪くなる原因は、★根が十分に育っていない、★温度や光や水などの栽培条件がよくない、★ダニやアブラムシなどの害虫に栄養を吸いとられた、★鉢を詰め込んで育てた、★肥料が不足した、などが考えられます。
 このようなときに、最初に現れるのはまず下葉です。下葉が落ちているもの、黄色っぽいものは避けるのがよいでしょう。
▲葉の大きさがそろい、葉数が多い株を選ぶ。
 葉の大きさがそろい、葉数が多い株は、よい環境で十分に作り込んだことを示しています。葉が不ぞろいなのは環境の変化が大きかった証拠です。
▲病害虫のついていない株を選ぶ
 一目で病害虫が分かるような株を避けるのは当然ですが、ダニやスリップスなど目に見えない小さな害虫が問題です。★葉色がなんとなく茶色っぽいものは要注意です。それから、★株の間に枯れ葉が残っている株、★葉に斑点のついている株、★新葉や蕾などが変色している株、★葉に何となく生気がない株、などは病害虫におかされている心配があります。
▲花数が多く、花色のよいものを選ぶ
 花を観賞するのですから、花数が多く、花色のよいものを選ぶのは当然です。ガーデニング用の苗の場合は花がついていないものもありますが、この場合は株の元気さでこれを推定するより仕方ないでしょう。よい生育をしている植物は花数は多くなるものです。花色は品種本来の鮮やかさが出ていることが大切です。よい環境で育てられた場合に花は鮮やかな色が出ます。また、店頭で落花し始めているものは避ける方がよいでしょう。
▲良い用土に植わっている株を選ぶ
 堆肥やピートモスなどの有機物があまり入ってない鉢やポットは良くないのです。ガーデニング用の苗などで時にはほとんど土ばかりで植えてあるのもあります。これを見分けるのは難しいかもしれませんが、土を覗いてみると少しは判断できます。何より明快な判断は、有機物は目方が軽いですから、鉢を持ち上げてみて、重たいものは問題ありと言うことです。同じサイズで比べて、軽い鉢は有機物がたくさん入っていると考えればよいでしょう。
▲極端な季節外れの植物は避ける
 温室で栽培した促成品は、それなりに季節を早どりして楽しむよさがありますが、夏の高温性の花を寒い冬に買うのは問題があります。その逆もそうです。入手後の置き場の環境を考えて購入するようにしましょう。