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鉢物の管理の基礎

鉢花・ガーデニングの魅力と特徴
 植物を愛する心は誰にもあります。特に美しい花は心を和ませてくれます。広い庭があれば花一杯にするのもよいでしょう。自然の植物を探索して出歩くのもよいでしょう。しかし、もっと身近に多くの花を眺めたい、室内や庭を花一杯に飾りたい、こんな要望に応えるのが鉢花やガーデニング植物です。

 わが国での鉢花作りの歴史は古く、江戸時代にはキク、ナデシコ、ハナショウブなど多くの日本古来の花が栽培され、その改良もたいへんに進んでいました。しかし、近代的な鉢花が本格的に普及したのは比較的新しく戦後の歴史しかないと言っても過言ではないでしょう。でも、最近は「ガーデニング」という言葉が流行し、花が身近になり、種類も豊富に出回り、花を楽しめる環境が整ってきました。

 ここでは、鉢花とガーデニング植物という表現をしていますが、両者に区別はなく、鉢に植えてもよし、庭に植えてもよし、寄せ植えやハンギングを楽しんでもよし、基本的には同じポット植えまたは鉢植えの植物です。

▲種類が多く変化に富む
 種類はたいへん多く、園芸店で見られる種類だけでも年間で1000種を越すほどですから、自分の好きな花を簡単に選択できます。特に最近は目新しい植物がどんどん出回ってきます。それだけに原産地も多様で、作り方、管理の仕方もいろいろです。好みに合った花を選ぶもよし、管理の容易なものを選ぶのもよいでしょう。同じ科の植物や品種を集めるのも面白いでしょう。多くの種類の花の管理技術を勉強するのも楽しみです。
▲四季を通じて楽しめる。
 それぞれの花には自然の開花期があり、鉢花やガーデニングを通じて四季を楽しむことができます。種類を組み合わせていつでも花を咲かせるローテーションを工夫するのがよいでしょう。市販の鉢花やガーデニング植物は基本的には温室で栽培されたものです、また開花調節の技術を駆使したものもあり、自然の開花期よりもかなり早くから出回っています。ですから、季節を早取りして楽しむこともできますが、一方で、自然の開花期を我が家で楽しむのは、四季を身近に感じる意味で楽しいものです。
▲ 日本の環境に適したものが多い。
 鉢花やガーデニング植物は、日本の気候条件に適した耐寒性の強い温帯原産の種類が多いので、普通はあまり越冬条件のことを心配する必要はありません。もっとも、種類によっては越冬が無理なもの、日本の夏の暑さに耐えないものなどもあります。でも、これはどちらかといえば少数派です。珍しい花の性質をインターネットなどで検索して調べるのも楽しいでしょう。
 生産農家は温室やビニールハウスで栽培していますが、家庭では基本的には自然の開花期が前提ですから、栽培施設は必要ありません。窓辺でもベランダでも十分に栽培できます。
▲ グリーンインテリアとエクステリアを楽しむ
 鉢花やガーデニング植物は陽光を好む植物が多いのですが、でも、ほとんどの種類は観賞時には室内で十分に管理できます。グリーンインテリア、グリーンエクステリアいずれも楽しむことは可能です。もちろん、植物の性質はよく調べて、耐陰性の強いもの、弱いものなどうまく使い分けることは必要ですが、でも、これはかなり経験で対応できるものです。ヨーロッパの国々のように、窓辺や室内、そしてベランダや庭などにいっぱい花を飾りたいものです。