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鉢物の管理の基礎

観葉植物の植え替え
 鉢植えされた植物は、生育するにつれて次第に鉢中に根が回り、根詰まりしてきます。このため、たとえ順調に育っていても、長く楽しむためには原則として2年に1度は植え替えをしなければなりません。

○こんなときは植え替え
 @鉢底からたくさん根が出る。A土が湿っているのに葉が萎れる。B水やりのとき用土に水がなかなかしみ込まない。C葉が枯れ込んでくる。D生育期なのに新芽が伸びてこない。E葉の色がまだらになり始めた。このような症状は根詰まりか根腐れをしている証拠ですから、植え替えが必要です。また、生育は順調でも、株が大きくなりすぎた場合は、鉢とのバランスを考えて、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。
 植え替えの機会にふやしたいときや、株をあまり大きくしたくないときは、株分けをします。
○植え替えの時期
 一般には5〜6月が最適期ですが、低温に強い植物は4月でもかまいません。なるべく7月までには終わりたいのですが、9月ごろまでは行えます。
○鉢の抜き方
 鉢を持って、鉢の縁を上から手か木片のようなもので軽くたたきます。鉢を持って上からたたくのは不思議なようですが、かんなの刃を出すのに上から叩くのと同じ原理で、反発力を利用するのです。もっともドラセナやゴムのように茎の丈夫な植物の場合は、植物の方を持ってもかまいません。土が乾いているときは抜きにくいので、作業を始める1〜2時間前に水を与えておくとよいでしょう。
○植え替えの仕方(根鉢はくずす)
 まず鉢の底部の古土を3分の1程度落とします。そして周囲は一回りか二回り小さくなるように古土を落とします。指先で確かめながら枯れた根や腐った根は取り除きます。ここまでは原則として刃物を使わずに手作業をします。そして、植え替えに邪魔になるような根は、刃物で切り詰めます。また、古い葉や余分な葉なども整理します。
 全面的に土を落とすのは、ひどい根腐れの場合や前の土がよほど悪い場合などに限ります。また、鉢が割れたりして、やむをえず適期でない時期に植え替える場合は、根鉢はくずしてはいけません。
 なお、挿し木などで苗を作り、大きく育てるためにする植え替えの場合は、根鉢をくずす必要はありません。
○植え付けのしかた
 普通は一回り大きな鉢に植えますが、バランスがよければいままでと同じ大きさの鉢に植えてもかまいません。あまり大きな鉢にすると鉢土の乾きが遅く、過湿になる心配があります。
 まず、用土を鉢に少し入れて、株の位置を決めます。そして周囲に土を少しづつ入れて、株を固定していき、へらなどのつき棒を用いて、根の周囲に土をよくなじませ、上からやや強く指で抑えます。そして十分に潅水します。
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○植え付け後の管理
 1〜2週間は風当たりの少ない日陰の場所に置きます。水は鉢土の表面が乾いたら十分に与えますが、水のやり過ぎは根の発達をかえって抑えるので注意しましょう。しかし、萎れの防止のために、しばらくは葉水をときどき与えます。半月もすれば新しい根や葉が出始めるので、それぞれの種類に適した場所に移動し、水やりも普通の状態にします。