鉢物管理基礎編indexへ

鉢物の管理の基礎

鉢花・ガーデニング植物の植え付け
 苗や球根を入手し、あるいは種子まきや挿し木で苗を作り、自分で育てて花を咲かせるのもガーデニングの大きな楽しみです。

○苗の植えつけ
 挿し木して発根した苗はなるべく早く鉢に植え付けます。種まきして発芽した苗は、本葉が3〜4枚になった頃植え付けます。まだ「幼児」ですから、根を切らないようにていねいに扱います。
☆ポットのサイズ
 最初は3号鉢程度の大きさに植えるのが普通です。鉢仕立ての場合は最初はやや小さい鉢に植えつけ、生育するにしたがって大きな鉢に植え替えていくのが原則で、初めから大きな鉢には植えない方がよいのです。1号分づつ大きなサイズの鉢に植え替えます。植え替え時の目処は根が鉢内に十分に回って、根鉢が形成され、鉢底の穴から根が出始めた頃です。庭に植え込む場合は、3号鉢で育てたものから直接植え込みます。
☆植え替え時には土は湿った状態で
 小さな苗は植え替えの時に土が乾いていると根を傷めるので、適当に湿った状態で取り扱います。
☆用土
 用土は、市販の園芸用土を用いればよいのですが、自分で調合する場合は、腐葉土やピートモスを4〜5割入れたものがよいでしょう。
☆植え方
 鉢の底には少し用土を入れ、苗を中央に配置して、根の周囲に用土をていねいに詰め、上から軽く押しつけて土をなじませます。鉢底にはゴロ土は入れません。植え終わったらすぐに、水をたっぷり与えて用土を落ち着かせます。
☆植え替え後の管理
 初めは半日陰で管理し、新芽が動き始めて、活着したのが確認できれば、その植物に適した場所に移します。肥料はさらに数日後に与えるのがよいでしょう。
☆育苗後の植え付け時の注意
 苗が大きくなり、さらに一回り大きな鉢や庭、花壇などに植え付けるときのタイミングは、根がかなり十分に回って根鉢が形成された頃です。早すぎるのもあまりよくありませんが、苗が老化するまで育ててはなりません。
植え替えは、根鉢を崩さないで、ポットから抜いてそのまま植えます。根は切らないようにします。根を切るように指導している園芸書がありますがこれは間違いです。
○球根の植えつけ
☆植え付け時期
 春植え球根の場合は寒さに弱いので、4月以後で晩霜の心配がなくなってから植えつけます。秋植え球根の場合は寒さに強いのですが、暑さには弱いので、9月中旬以後に植えつけるようにします。いずれもあまり急いで植えない方がよいでしょう。
☆植え替えはできない
 球根は根を切るとよくないので、生育の途中で替えてはなりません。だから苗の場合と違って、始めから花壇や目的とするサイズの鉢に植えます。
☆植え付けの深さ
 植えつけの深さは、地植えでは球根の高さの2〜3倍が普通ですが、鉢植えの場合は肩が隠れる程度か、せいぜい1倍程度の深さにします。ただし、ユリ類だけは茎から出る根が養分を吸う役割をするので、深植えにします。
☆球根の芽の向きに注意
 球根の芽は必ず上に芽があるような配置で植えます。チューリップやスイセンなどで上下を間違えることはありませんが、グロリオーサやサンダーソニアなどは芽の位置の確認が重要です。アネモネも間違えやすい球根の一つです。
☆水やり
 秋植え球根は2月ごろまで地上部はあまり生長しませんが、根は活発に生長しているので、鉢植えの場合は土を乾かし過ぎないように注意し、適度な湿りを保ちます。これは土が少し湿っている程度でよいのです。庭植えなら水やりは全く不要です。
 球根を植え付けてから、芽が出るまでの間、芽も動いてないのに水をやりすぎると球根を腐らせてしまいます。よくある失敗ですから注意してください。