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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





なぜモミジは紅葉するの??
図 鑑






@イロハモミジ(京都万福寺)

Aイロハモミジ(愛知県豊田市足助・香嵐渓)

Bドウダンツツジ(愛知県尾張旭市どうだん亭)

Cイチョウ(愛知県祖父江町)
 ★秋になると山が赤や黄色に染まりとても綺麗になります。日本の山野の紅葉の美しさは格別です。


 ★紅葉は昼夜の温度差が大きいほど、言い換えれば夜の冷え込みが大きいほど、美しく色づきます。葉は普通はクロロフィル(葉緑素)が大量にあるため緑色をしています。秋になると落葉樹は、冬の休眠期を迎えるために、葉を落とそうとします。この前段階で、葉の付け根に離層というものが形成されます。離層が形成されると、葉から枝へ、枝から葉への養分の移行が行われにくくなります。栄養分が来なくなった葉はクロロフィルが分解されてどんどん数が減っていき、一方で行き場のない赤色色素のアントキアンは、葉に蓄積されていきます。イチョウのように葉が黄色になる落葉樹の場合はカロチノイド類が蓄積されます。このようなわけで紅葉になっていきます。

 ★ちなみに、「紅葉」と書いてモミジと読むくらいですから、カエデの仲間は一般的に紅葉が美しいのですが、カエデ属は北半球に約150種もあり、観賞用の実用種も多数あります。日本ではイロハモミジが代表的で、品種の改良もたいへんに進んでいます。葉の形態などの変化だけでなく、葉の色の出方も様々になっています。春の桜、秋の紅葉は日本の自然を親しむ代表的な風物詩ですが、実はイロハモミジの改良品種には、春の新芽そのものが赤く、次第に緑色に変化していく品種もかなりあるのです。この場合は春の紅葉ということになりますね。

 ★「紅葉」のことばかり書きましたが、
これを「コウヨウ」と読めば、「黄葉」も「コウヨウと読みますね。というよりも、古い昔は「モミジ」の漢字には「黄葉」と書くのが普通だったようです。いつか、次第に「紅葉」に変わっていったようです。

 ★話を現在に戻して、実際の「黄葉」はなんと言っても、身近には「イチョウ」に代表されるように思います。各地に銘木はありますが、ギンナン生産の視点では、愛知県稲沢市祖父江町の産地のイチョウ群の黄葉が凄いです。