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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





茶はツバキの仲間






@ツバキ
 ★ツバキ(Camellia japonicaは、日本原産で、改良もたいへんに進み、日本の誇る花の一つです(写真@)。そして、園芸的に重要な植物です。 

 ★ツバキとは種類が異なりますが、中国の雲南省には、トウツバキ(Camellia reticulata)があり、これもまた、園芸的に大変に重要な植物なのです。トウツバキは花径が10cmほどもあり、ツバキより大輪で、多くの園芸品種があります(写真A、B)。日本にツバキ園があるのと同様に、雲南省にはトウツバキ園がいくつかあります。

 ★ところで、ツバキやトウツバキはツバキ科、ツバキ属の植物で、実はお茶も同じツバキ属の植物なのです。写真Cはチャの花ですが、この花を見ればツバキの仲間であることがよく分かります。

Cチャ(ヤブキタ)
10〜12月ごろ、茶畑に行けばたくさんの花を見ることができます。花色は白です。


Aトウツバキ

Bトウツバキ
 ★お茶の学名はCamellia sinensis(カメリア・シネンシス)、種名のシネンシスは云うまでもなく「中国」の意味です。原産地はトウツバキと同じ中国雲南省です。この種名が「日本」の意味のジャポニカになれば、これはツバキ(Camellia japonica)です。

 ★茶は漢字で書けば「茶」で、これは日中共通しています。しかし、ツバキは、日本では「椿」となりますが、中国では「山茶」となります。この中国名は、チャとツバキが同じ仲間であることを端的に示しています。また、チャとツバキあるいはユキツバキとの雑種もできています。

Dサザンカ
 ★ですから、トウツバキは中国名では「雲南山茶花」となります。ちなみに、サザンカ(写真D)はやはりツバキの仲間ですが、学名の種名もサザンカです(Camellia sasanqua)。中国では「茶梅」。日本でもともと語源的には「山茶花」としていたようで、この漢字を日本流に読めばサンチャカ、あるいはサンザカになるはずですが、この「ン」と「ザ」を逆転させて読むようになったのがサザンカの名の始まりのようです。たしかに、サンザカより、サザンカの方が云いやすいですね。

 ★中国では、トウツバキは伝統花きの一つですから、画像Eのような切手も発行されています。切手をクリックするともっと多くの切手が見られます。


Eトウツバキの切手