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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





ホウキギの箒(ほうき)ととんぶり
図 鑑






@ホウキギで作った箒
 ★写真@の箒(ほうき)、昔は農家がよく使っていたものです。農家の庭先や空き地に、「ホウキギ」を植えて、これを観賞しながら、枯れた後には箒として利用するという、一石二鳥、さらには地方によってはこの種子を食するという一石三鳥の無駄のない生活の知恵がありました。今もなお、一部の農村部では脈々とこの利用法が受け継がれています。


Aホウキギの夏の姿

Bホウキギの紅葉
 ★この、ホウキギ、細い枝と葉がこんもりと球状に育ちます。その姿は夏の間は清々しい美しさがあります(写真A)。そして、秋には株全体が色鮮やかに紅葉します(写真B)。この紅葉は何とも見事です。性質は雑草化するほどに丈夫ですから、栽培は簡単です。

 ★ホウキギはホウキグサの名で呼ぶ場合もあります。アカザ科ホウキギ属の非耐寒性の一年草で、高さは1mくらいには育ちます。

 ★箒を作るのには、紅葉を楽しんだ後、株元から刈り込んで、

C花壇に植えられたホウキギの見事な紅葉(京都植物園)
十分に乾燥して、株元を写真のようにひもで縛って、箒としての姿を整えます。ただそれだけのことです。そして、小さな枝や花がらなどをふるい落とせば完成です。しなやかな感じの箒になりますから、広い用途に使えます。小型の株なら、テーブルブラシにもなります。

 ★この種子を秋田県地方では「とんぶり」と称して、食用にしてきました。黒色の種子のつぶつぶ感からか、「陸のキャビア」とも云われ、現在では高級な食品になっています。秋田名物として土産物店にも並んでいますが、全国のスーパーなどでも販売されるようになってきました。

 ★ホウキギは、鉢物あるいは、花壇用に、主に観賞植物として広く利用されていますが、観賞目的以外の利用法を知らない人も多くなってきたようです。