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園芸豆知識・雑学編@植物と民俗、お国ぶり編





ヒョウタンのこと(ヒョウタンは野菜?)






C書道展に出品されていた瓢箪(日本)

B瓢箪(台湾)

A瓢箪(日本)

@瓢箪(南アフリカ)
 ★ヒョウタンは日本でも古くから栽培され、「瓢箪(ヒョウタン)から駒が出る」を始めとして多くの諺もあり、酒器としてあるいは観賞物として親しまれてきました(写真AC)。

 ★日本の酒器だけがユニークな使い方というわけではなく、外国でも、同じように観賞に用いたり、酒器にしたり、柄杓にしたり、多様な用途に使います。

D瓢箪を売る店(台北)
台湾でも瓢箪を売る店はたくさんありますし(写真DB)、ケニアや南アフリカでもヒョウタンが観賞用に販売されていました。(写真@)。


 ★このヒョウタンを食べる国があるのだといえば驚く向きも多いかと思いますが、実際に食べる国はかなり多いのです。未熟な果実を食用とするのです。最下段の写真HIJKは中国やインドなどのフリーマーケットの野菜売り場で写したものですが、東南アジアの国々の八百屋さんでは普通に見られます。日本でも沖縄ではやはり普通に見られます


E干瓢を作るユウガオの果実
 ★実は、ヒョウタンは、植物的には干瓢を作るので有名なユウガオ(写真E)と同じ植物なのです。単に変種の関係だけで、果実にくびれのあるのがヒョウタン、丸形なのがユウガオだと思っても良いくらいです。ですから、ヒョウタンを食う国があるのかと不思議がることがむしろ不思議なのですね。

 ★しかし、本来のユウガオ(ヒョウタン)の果実は苦みが強く、この苦みが有毒成分で、食用にはならなかったのです。しかし、その後、インドで苦みのない(毒性の少ない)ユウガオが見つけられ、それが食用として世界に広がったとされています。ですから、観賞用のヒョウタンには毒性のあるものもあり、これは食することができません。

 ★野菜として食するユウガオ(ヒョウタン)の果実は、円筒型(写真GI)か、首部がやや細くなる円筒型(写真HJ)が一般的ですが、球形や西洋梨型のもの(写真K)もあります。

 ★ヒョウタンは蔓性の一年草で、棚作りをして、日除けや観賞を目的に作ります(写真F)が、食用を目的とした栽培でも同じように棚作りをします(写真G)。

F瓢箪の栽培(中国雲南省)


 ★果実は始めは細かい毛で覆われていますが、成熟すると毛が無くなり、表面が堅くなります。これを収穫して、先端に穴をあけて、水に10日程つけておくと、中の果肉が腐ります。これを取り出して、乾燥させて、ニスなどを塗って仕上げをします。

G野菜用のヒョウタン(ユウガオ)の栽培(中国海南省)


  ★ところで、干瓢(カンピョウ)は、開花後20日程度のユウガオの幼果を使い、皮をむいた後、厚さ2mm程度の帯状に剥くように切って、これを乾燥させたものです。日本の食には欠かせないもので、海苔巻き寿司には必須の食材です。栃木県が産地としてたいへん有名です。 


H中国雲南省

Iインド

Jドバイ

K台湾