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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





花を染める@





 ★バラやカーネーションには豊富な花の色があります。これはまさに人類の努力のたまものなのです。そして、青いカーネーションを作りたい、青いバラを作りたいとさらなる欲望が、最近は遺伝子の組み替え技術まで使って、育成しようと努力するようになりました。そして、少し成功しかけています。


@カーネーションの青色の染色(台湾)
 ★花には本来ある程度固有の色があります。それぞれの花には固有の色素があり、その色素の発現の範囲を超えて新しい花色を出すことはできないのです。それ以上を望むなら、基本的には遺伝子を組み替えるより他にありません。でも、そのような自然の摂理を超えることがよいことかどうか、ここでは議論しません。しかし、次元の異なることではありますが、たいへんに安易な方法があるのです。

 ★それは、花を染料で染めることです。青いカーネーションが欲しい、青いキクが欲しい。ならば、青色染料を切り口から吸わせるか、染料を吹き付けるか、いずれかの方法で簡単にできます。以前に、この染色カーネーションがかなり出回ったことがありました。シクラメンのような鉢物でさえも染色品が出回ったこともありました。

 ★でも、切り口から吸わせても、花だけが染まるのではなく、よく見ると、葉や茎もわずかですが染まってしまいます。

Bヤナギの染色(中国雲南省)
それが気になるし、また、色彩的にも、どうしても不自然な雰囲気を感じます。そして、何よりも切り花の寿命が短くなる難点があります。それで、最近は日本では希に見ることがある程度で、あまり見かけなくなったように思います。

Aバラの青色の染色(中国雲南省)


 ★写真@は染色した青いカーネーションです。青色染料を切り口から吸わせたものです。台湾で写したのですが、10年以上前にたくさん出回っていた頃を思い出して懐かしく思いました。

 ★写真Aはバラを青く染めたものです。そして写真Bは、ヤナギを染色したものです。これらは中国で写しましたが、中国らしく鮮やかな原色です。バラの青色は強烈で、少しえげつない色に思えますが、たくさん売っているところを見ると人気があるのでしょう。ヤナギは各色取りそろえ何でもあり、麻雀で言えば、「国士無双」といった感じです。

 以上は2006年に書いた記事ですが、最近に追加した日本での新しい情報はここをクリックしてください