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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





マッタケはヒマラヤスギでも採れる!






@中国雲南省昆明市のマッタケの輸出用荷姿

 ★マツタケは秋の味覚の王様。アカマツに寄生するキノコとして広く知られています。子供の頃にマッタケ狩りをしたのはすべてアカマツ林。マツタケはアカマツだけしか採れないとそう思い込んで長年過ごしてきました。

 ★ところが、10年以上も前のことですが、ある用件で、マツ属植物の分布域を調べていて、ふと疑問がわきました。アカマツは、日本から朝鮮半島、中国東北部しか存在しないのです。とすれば、どうして、中国雲南省やカナダ、モロッコなどからマッタケが輸入されるのだろうか。アカマツ以外の植物からもマツタケが採れるに違いないと思ったのです。

 ★それで改めて調べてみたら、専門家ならそんなことは周知の事実らしく、アカマツ以外からも松茸は採れるとの記載は普通に出ていました。日本でも、クロマツ、ハイマツ、エゾマツ、ツガなどでマツタケが生えることがあるのだそうです。

Aマッタケの選別作業(雲南省)


 ★写真@は、中国雲南省で写したものです。これが日本に輸出する荷姿です。そして、写真Aは冷蔵庫内で日本向け商品としてマツタケを選別している作業風景です。品質を低下させないためにすべて低温下で作業し、流通させている品質管理に驚きました。ここの社長に質問したところ、当然のことながら、雲南省にはアカマツはないということで、3種の植物を上げましたが、その中にヒマラヤスギがありました。北アフリカのマッタケもヒマラヤスギ属の林で採れるのだそうです。

 ★どこの国もマッタケを食べるという習慣はなさそうですが、ラオスに旅したとき、日本に居住したことのあるラオス人は、ラオスで採れるマツタケを食べてみたとのことで、マツタケ談義に花が咲いたことがあります。ラオスでも松茸は採れるのですね。

 ★要するに、マッタケは日本や朝鮮半島のアカマツ林で採れるのは確かですが、アカマツでなくてもかなりの樹種にも寄生するのは間違いなさそうです。

 ★さらに、マッタケは、キシメジ科、キシメジ属のキノコですが、キシメジ属にも多数の種類があり、アメリカマツタケ、オウシュウマツタケなど、多数の種類の違うマツタケもあり、香りの強い種類から香りのない種類まで多彩なようです。