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園芸豆知識・雑学編@植物と民俗、お国ぶり編





お茶の芸術A:工芸茶のこと






@白湯を入れてジャスミンの花が開いた工芸茶
 ★中国には、「工芸茶」と称するきわめて特殊な花茶があります。写真@は茂った葉の間からジャスミンの花が高く伸びて咲いています。茶葉が草の葉のような雰囲気です。写真Aは同じように茂った葉の間からキク、ジャスミン、センニチコウの3種の花が咲いています。この葉がお茶の葉なのです。

 ★工芸茶は、もちろん飲み物としてのお茶なのです。花を観賞し、花の香りを楽しみながらお茶を飲もうと言うことなのでしょう。


A白湯を入れてキク、ジャスミン、センニチコウの花開いた工芸茶
 ★このお茶は、乾燥花を内側に、茶葉を外側に、一葉一葉丁寧に糸で縛って、球形に仕上げるのです(写真B)。この球形のものが代表的な形態ですが、楕円状球形のものなどいろいろな形をしたものがあります。これをグラス容器などに入れて 熱湯を注ぐと、まず茶葉が開き、次いで花が開きます。飲むことができる水中花と云うわけです。

 ★1粒の工芸茶で、3煎〜4煎はできます。その後は水を入れて、水中花として楽しむこともできます。


B工芸茶の外観
 ★工芸茶が開発された歴史は比較的新しく、1980年ごろと言われています。ですから、どのような行事の時に飲むなどという決まりは無さそうです。しかし、かなり値段の高いお茶ですから、日常的に飲むわけではなく、珍客のもてなしのときなどに使うのでしょうか。

 ★中国ならではの遊び心いっぱいといった感じのお茶です。