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園芸豆知識・雑学編A植物知識編





熱帯のアサガオのこと






@ノアサガオ(マレーシア)
 ★熱帯で見るアサガオは、日本のアサガオとは異なります。写真@はマレーシアで垣根に栽培されていたもので、写真Aは中国雲南省で、自生していたものです。

 ★これは、最近、日本で出回っている宿根アサガオ、あるいは琉球アサガオと云われるノアサガオなのです。日本のアサガオより遅く午後でも咲いています。花色は青色ですが、夕方にしおれる前に赤色に変化する場合が多いようです。

Aノアサガオ?(雲南省)

Bモミジバヒルガオ(沖縄)

Cモミジバヒルガオ(ラオス)


 ★アサガオは一年草ですが、これは多年草です。実は、沖縄でアサガオといえば、このノアサガオのことを指すのです。ノアサガオの原産地は日本南部から熱帯アジアの地域にかけてですから、沖縄でもたくさん自生しています。また、熱帯アジアの国々に行けば、自生はもちろん、庭園などにたくさん植えられています。

 ★アサガオは、日本の誇る植物で、江戸時代から高度な改良が進みました。種子が取れない変化アサガオの遺伝性まで追求し、その交配組み合わせ技術まで確立していたのは、メンデルより先に遺伝子レベルの理解をしていたという意味でも凄いのです。また、巨大輪の花も作出していました。


Dサツマイモ(沖縄)
 ★しかし、国際的に見れば、アサガオはそれほど優勢ではなく、アジアではノアサガオ、世界的には西洋アサガオといわれるソライロアサガオの栽培が多いのです。

 ★アサガオイポメア(サツマイモ)属の植物で、その他にも多数の実用品種があります。サツマイモは食用植物ですが、短日植物なので、熱帯ではアサガオを小型にしたような花がいつも咲きます(写真D)。

 ★アサガオの仲間で、やはり熱帯でよく見かけるのはモミジバヒルガオです。葉が掌状なので、この名がありますが、フェンスなどで繁茂してたくさん花が咲いた姿はなかなか美しいものです。やはり宿根性です(写真B、C)。

 ★下段に日本の花市場で見たアサガオの仲間の出荷姿のものを並べてみました。