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園芸豆知識・植物の名前雑学編





花の寿命から名付けられた植物あれこれ





 ★花の寿命や鑑賞期間で名前が付けられた植物があります。

 ★寿命が短いのはイチニチソウ(一日草)で、これはマツバボタンの通称的な別名です。一日花だと云うことを端的に示しています。ちなみに一日花はマツバボタンに限らずたいへんにたくさんあります。もう少し長いと二十日間咲くハツカソウ(二十日草)で、ボタンのことです。さらに長くヒャクニチソウ(百日草)があり、サルスベリはヒャクニチコウ(百日紅)といいます。いずれも花期の長いことを示しています。

 ★白髪三千丈に近い表現になれば千日が出てきます。まずは広く流通しているセンニチコウ(千日紅)があり、これはセンニチソウ(千日草)とも云います。また、センニチギク(千日菊)というオランダセンニチ(オランダ千日)は、タマゴボールの愛称で流通しているスピランテス・オレラシアで、これはアフリカでは野菜です。


ボタン(ハツカソウ)


ヒャクニチソウ(百日草)


マツバボタン(イチニチソウ)

サルスベリ(百日紅)


センニチコウ(千日紅)


オランダセンニチ(千日菊)
 ★これが花の寿命ではなく、植物体の寿命を表現するときは、さらに白髪三千丈的な表現になります。アカバセンニチコウ(赤葉千日紅)の場合は、赤い葉が千日は持つと云うことでしょうが、まだ「日」の単位ですからそれほどではありませんが、一般的には「年」の単位になり、それも十や百ではなく、千か万になります。

 ★ 「千年」ではコルディリネ属は属名がセンネンボク(千年木)属で、種名のセンネンボク(千年木)コルディリネ・ターミナリスです。これは美しい斑入りの品種が多数あります。ドラセナ属にも和名に千年木とつく植物が多数あります。たとえば有名な幸福の木シロシマセンネンボク(白縞千年木)といいます。

 ★ 「万年」ではオモト「万年青」と書くことが広く知られていますが、属名に万年があるのです。マンネングサ(万年草)属で、これはセダム属のことです。この属には多肉植物が多く、園芸的に重要な植物がたくさんあります。特に、最近では屋上緑化に使われる代表的な植物として見直されています。たとえば、オノマンネングサ(雄之万年草)マルバマンネングサ(丸葉万年草)メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)などががあります。

 ★万年竹、富貴竹、ミリオンバンブーなどの名で流通しているドラセナ・サンデリアナは、和名をギンヨウセンネンボク(銀葉千年木)といいますが、流通上は「千年」から「万年」に格上げしています。