ホ ー ム園芸百科鉢花図鑑観葉図鑑豆 知 識

園芸豆知識・面白い形態編





幼葉と成葉Cモンステラ(深く切れ込み羽状複葉のようになる)






Bモンステラの幼葉

@ヒメモンステラ
Monstera adansonii

Aマドカズラ
Monstera friedrichsthalii
 ★モンステラは葉に強い切れ込みや、孔があく独特の姿をした蔓性の観葉植物です。

 ★モンステラの名で流通しているのは、普通はヒメモンステラですが(写真@)、これは、葉の周縁に不規則な深い切れ込みがあり、光沢のある濃緑色をしています。

 ★一方で、周縁に葉の切れ込みが無く、葉に楕円形の穴が多数空いている不思議な姿をしているのがマドカズラです(写真A)。名前の通り「窓」が開いている不思議な形です。


Cモンステラの成葉(カンボジア)。まるで羽状複葉のよう。
 ★モンステラ属の植物は、幼い段階では普通は切れ込みも何もない、いわば何の変哲もないサトイモのような葉を出します(写真B)。しかし、かなり早い段階で、葉に孔があき始め、次第に切り込みのある葉に変化していきます。

 ★熱帯で見るモンステラは観葉植物で見るようなやさしい葉ではありません。

D巨大な樹木に絡みつき、成葉で覆われている姿(インドネシア)

E熱帯ジャングル内で自生していたモンステラと成葉(西表島)
樹木などに付着しながら10m以上に伸び、葉の大きさも巨大になり、 1m近い大きさとなります。孔の空いた葉も出来ますが、やがて中肋に届くまでの深い切れ込みとなり、羽状複葉のような姿に変貌します(写真C)。

 ★モンステラは熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物ですが、現在では世界中の熱帯で見ることが出来ます。姿が美しい蔓性の植物なので、公園や道路の樹木などに付着させていますが、熱帯らしいなかなか美しい景観のように思えます。これらは基本的に全て成葉になっています(写真D)。
 ★モンステラ属はアジアの原産ではないのに、アジアの熱帯ジャングル内でこれを見かけることがあります。人間が植えたとは思えない場所にも生育しているところを見ると、おそらく、エスケープして帰化植物化しているのでしょう。西表島のジャングル内でも自生していました(写真E)。