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園芸豆知識・面白い形態編





世界一大きいタケ・ゾウタケ(象竹)






@ゾウタケ(インドネシア)
 ★インドネシアなど熱帯の国にはゾウタケ(象竹)という巨大な竹があります(写真@)。高さは20〜30mほどあり、太さも20〜30cmもある巨大なものです。

A竹で作ったプラスチックハウス(インドネシア)

B竹で作った日除けハウス(インドネシア)

C竹で作った園芸店の店舗(インドネシア)

D竹で作った建物の壁面(インドネシア)

Eオオフクチク(ブッタンチク)の鉢植
世界一大きい竹と云われています。実際にこの竹を見ると「象竹」とはうまく命名したものだと思います。別名はキョチク(巨竹)といい、これは端的な命名です。学名はDendrocalamus giganteusといい、マチク属のタケです。

 ★ゾウタケは、タケノコを食用にします。また、桶などを作る竹材としても使う実用的な竹です。インドネシアの農村地帯では、この竹や他の種類の竹を使った純粋の竹製のビニールハウスをよく見ます(写真A)。日よけハウスも、竹を編んで作るほどです(写真B)。さらに、竹で造った建物もたくさんあり、なかなか芸術的です(写真CD)。熱帯では、竹は農業や生活に密着しています。
 ★ところで、竹にはたくさんの種類がありますが、日本にある竹のほとんどは、地下茎が走り、その地下茎からタケノコを出し、横に広がっていきます。
ところが、南方の多くの竹は、バンブーサ系といわれる竹で、地下茎を伸ばすのではなく、株立ちしています。叢生した状態なのです。ゾウタケ(写真@)でもその状態がよく分かります。

F中国四川省成都の寺院で見た竹

G京都嵯峨野の竹林
そして、タケノコは株の周囲にひっついて出ています。

 ★バンブーサ系の竹はバンブーサ属で代表されますが、この属には、ホウライチク(蓬莱竹)、オオフクチク(大福竹)(写真E)、チョウシチク(長枝竹)などがあり、なかでも、ホウライチクにはスホウチク(蘇芳竹)、ホウショウチク(鳳翔竹)、ベニホウオウ(紅鳳凰)、ホウオウチク(鳳凰竹)など多数の園芸実用種があり、日本でも庭園に広く植えられています。

 ★この叢生する竹はそれなりに風情があり、中国の南方の寺院などには広く植えられています(写真F)。しかし、見慣れた日本の竹林とは何となく雰囲気が異なります(写真G)。