エアーポテト

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@巨大なムカゴ。下の白い箱はロングサイズのたばこ(日本)

A巨大なムカゴができている状態(タイ)

Bエアーポテトの栽培(タイ)
学名Dioscorea bulbifera
和名カシュウイモ
別名 エアーポテト、宇宙イモ
英名
科名ヤマノイモ科
属名ヤマノイモ属
性状つる性多年草
原産地熱帯アジア〜熱帯アフリカ
 直径10cmを超すような巨大なイモが空中にぶら下がっている不思議な植物がある。これは、正しくはイモではなく、巨大に発達したムカゴである。

 この植物はヤマノイモの仲間である。空中に馬鈴薯が実っているような感じなので、air potato(エアーポテト)と呼ぶ。

 ところで、ムカゴとは、腋芽が肥大して小さな球根状になったものである。ムカゴが出来る植物は、ヤマノイモ類が有名だが、オニユリやシュウカイドウなどにも出来る。日本で栽培されるヤマノイモ、ナガイモなど多くのヤマノイモ類の場合は、直径1〜2cmほどの小さな球形のムカゴができる。このムカゴは食用になり、煮物にしたり、米と一緒に炊いてムカゴ飯などにする。また、繁殖はこのムカゴを用いる。

 この巨大なムカゴができるヤマノイモは、日本に自生するニガカシュウ(Dioscorea bulbifera f. spontanea)などの仲間である。ニガカシュウは名前の通り苦くて食用には向かない。また中国原産のカシュウイモ(Dioscorea bulbifera f. domest)もやはりこの仲間であるが、これらはさほど大きなムカゴは出来ないとの文献の記載が多い。しかし、カシュウイモの仲間であることは間違いない。

 エアーポテトは、ヤマノイモの仲間なので、地中にもイモができる。イモは扁球形である。ムカゴもイモも食用になる。タイでこのエアーポテトを栽培している農場を見たが、私が見たのはここだけで、他には食用目的で大きく栽培しているところを見たことがない。マーケットで販売しているのも見たことがない。自家用で栽培される程度なのかもしれない。、珍しいので、日本では多少のブームになっているとも言えなくはなさそうである。

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