ビカクシダ

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@(インドネシア)

A(ラオス)


学名Platycerium bifurcatum
和名ビカクシダ
別名 コウモリラン
英名 staghorn fern
科名ウラボシ科
属名ビカクシダ属
性状常緑多年草(シダ)
原産地インドネシア〜オーストラリア
 牡鹿の角の形に似た葉を出すシダを東南アジアでよく見かける。ビカクシダ(麋角羊歯)である。ユニークな姿が好まれ観葉植物として日本でも流通しているが、東南アジアなどの熱帯では庭木に着生させて観賞する習慣があり、かなり大きな株に育っているものも多い。日本では植物園の温室などでなければ大きな株を見かけることはほとんど無い。

 ビカクシダは樹木などに着生するシダである。同じ株で役割の異なる2種類の葉があるのが特徴的である。鹿の角のように見える葉は「胞子葉」とか「繁殖葉」といい、成熟すると葉裏に胞子ができる。いわば繁殖のための葉である。役割を終えると根元から脱落する、一方、胞子葉の株元を覆うように重なって伸びる楕円形の葉がある。これは「貯水葉」あるいは「外套葉」といい、生育するための水分を蓄える役割をする。葉は薄くて、淡緑色である。古くなると茶色になるが脱落することはない。

 東南アジアの熱帯ジャングルにはこの仲間が樹木にたくさん着生しているが、道端に近いところでは、まず現地人によって採取されてしまっているようで、ほとんど見かけない。園芸店などに売りに行くらしい。

 和名の「ビカクシダ」は本種(ビフルカツム種:Platycerium bifurcatum)を指すが、実はビカクシダ属には20近い種類がある。しかし、実用的には、この属全体を総称して「ビカクシダ」と言う場合が多い。なお、本種の亜種であるウィリンキー(和名ナガバビカクシダ:P. bifurcatum ssp. willinckii )は、胞子葉が長く垂れ下がるのが特徴であるが、熱帯地域の園芸店ではかなり多く見かける。

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