ドリアン

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@マーケットで販売されていたドリアン(カンボジア)

Aドリアンの大木(マレーシア)

B着果しているドリアン(マレーシア)

C着果しているドリアン(マレーシア)

D地面に落下したドリアンの果実(マレーシア)
学名Durio zibethinus
和名ドリアン
別名
英名durian
科名アオイ科
属名ドリアン属
性状常緑高木
原産地マレーシア
 ドリアンは熱帯果物の王様と言われている。しかし、強烈で異様な臭気がある。これに耐えることが出来る人にとってはたいへん美味な果物である。この臭気は強烈で、ホテルなどの公共建物、航空機などは普通は持ち込み禁止になっている。

 ドリアンの果実はほぼ卵形で、長さ20〜30cm、重さ1〜5kgはあり、かなり大きい。人の頭ぐらいの大きさである。果皮は白味がかった黄緑色で、表面は長さ1〜2cmの大きな堅い刺で覆われている。ドリアンの名は、マレー語のdori(刺のあるものの意)に由来しているが、この刺はかなり特異な形で、まず一度見れば忘れることはない。

 果実は堅く、これを割るには多少の経験がいるが、内部は5つに分かれている。それぞれに数個の種子があるが、種子は柔らかいクリーム状の果肉(正しくは仮種皮という)で覆われており、この部分を食べる。熟すほど強烈な臭いがするようになる。この臭いは表現しがたいもので、タマネギの腐敗臭とか、都市ガスの臭いとかさまざまなことが言われるが、どれもぴったりとはしない。

 ドリアンは高さ40m近くにはなる高木である。もっとも、栽培園では10mほどに抑えている。果実は幹生果で、幹や太い枝に直接、果実が着く。熟すると自然に落下する。これを拾って収穫するのだが、この大きな果実が頭にでも当たれば大変危険である。このため、木のまわりにロープを張って立ち入り禁止にしている風景もよく見かける。

  ドリアンはたいへん高温性の植物で、熱帯低地でなければ栽培することが難しい。また、台風などの強風にも弱いと言われている。現実に主な栽培地は東南ジアの赤道に近い地域にほぼ限定されている。この地域は温度が高いだけでなく、台風は存在しない。東南アジアの特産果物というわけである。

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