ゼラニウム

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全て南アフリカで写した自生種である。
@そのまま園芸利用できそうな大きな花も時に見られる

A矮性の種類

BPelargonium fruticosumと思える

C矮性の種類

Dいかにも野生種らしい小さな花の種類

E香りの強い種類

F高さが2mを超す低木状の種類
学名Pelargonium spp.
和名テンジクアオイ
別名
英名geranium, storkbill
科名フウロソウ科
属名ペラルゴニウム属
性状主に常緑多年草または低木(一年草もあり)
原産地南アフリカ(主に)
 ゼラニウムは花壇に植える代表的な花で、特にヨーロッパでは広く愛好されている。日本でも渡来は古く江戸時代で、一般にも広く知られている花である。

 ゼラニウムはフウロソウ科ペラルゴニウム属の植物であるが、紛らわしいことに同じ科にゲラニウム(Geranium)属がある。かって、ペラルゴニウムはゲラニウム属に分類されていたときがあるので、園芸上は現在でも古い属名のゼラニウムと呼んでいる。

 ところで、このペラルゴニウム属には300に近い種類があるが、そのほとんどは南アフリカ原産である。喜望峰付近の原野を歩いていると、この属の植物がきわめて普通に自生している。高さ2mにもなる低木状の種類の大きな群落や、20〜30cmほどの矮性の種類までいろいろな形態のものが見られる。原生種であるから栽培種に比べると花は貧弱であるが、ときにはそのままで園芸利用できるような美しい大きな花も見られる。ともかくこの属の植物がケープ地方には満ちあふれている。

 花弁は普通は5枚。上の2枚と下の3枚は大きさなどが多少異なる。花の色はほとんど桃ないし紫赤色である(園芸品種は花色が豊富)。葉は長い葉柄を持ち、深く切れ込んで羽状になったものもあるが、普通は円形で周縁に切れ込みがあり、短い毛に覆われている。そして、ゼラニウム特有の臭気がある。

 この臭気には日本人の嗜好に合わないものもあるが、一方で種類によっては果物の香りを想わせるよい香りのものもある。このため、本属の植物は香水原料に広く利用されている。

 ちなみに、園芸上ゼラニウムと呼んでいるものは、四季咲き性で年間を通じて花が咲く。一方で春にしか花が咲かない一季咲き性の種類もあるが、これは園芸上はペラルゴニウムと呼んで区別している。

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