ヘビウリ

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@ヘビウリの栽培(愛知)

Aヘビウリの栽培(中国・広東省)

B短果蛇瓜の栽培(台湾)

@赤く熟してきた短果蛇瓜とヘビウリ
(中国・広東省)
学名Trichosanthes anguina
和名ヘビウリ
別名 ケカラスウリ、ゴーダービーン
英名snake gourd, club gourd, serpeny cucumber, viper's gourd
科名ウリ科
属名カラスウリ属
性状一年草(つる性)
原産地インド〜パキスタン
  長さ1m以上にもなる細長い果実を着けるウリ科の植物である。しかもこの果実は曲がりくねった珍奇な形になり、果皮は緑色に白い斑が不規則な筋状に入るので、まるで蛇のようである。この形から、この植物の名はヘビウリという。

 ヘビウリは日本にも広く自生するカラスウリの仲間である。カラスウリは繊細で幻想的な白い花が夜に咲き、秋に朱赤色の卵形の果実を着け、人目を引く。一方、ヘビウリは、花はカラスウリによく似て清楚な白色であるが、昼に開花する。しかしなんと言っても、果実の形が異様に異なる。
 
 ヘビウリは熱帯アジアでは野菜としても利用されている。果実は1mも伸ばさずに、せいぜい50cmほどの幼果を食べる。もちろん、棚作りで日よけを兼ねて観賞用に栽培している場合もあるが、実用も兼ねているかもしれない。

 日本には明治の末頃、導入されたという。当然食用が目的であったと思えるが、多少の異臭があり、日本人に向かなかったのか、食用としてはほとんど普及していない。

 ところで、台湾や中国で、「短果蛇瓜」という名前の果実を見かける。野菜として食べる。ずんぐりとした紡錘型で、果皮はヘビウリと同様に白い斑模様が不規則に入る。「蛇瓜」とはいえあまりにも形態が違うので、これがヘビウリと同じ植物なのか疑問である。カラスウリ属の植物であることは間違いないが、近縁種であるようにも思える。

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