ヘリコニア・プシッタコルム

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@(南アフリカ)


学名Heliconia psittacorum
和名
別名 ヘリコニアア・プシッタコルム
英名parakeet flower, parrot' flower, parrot's plantain
科名オウムバナ科
属名ヘリコニア属(オウムバナ属)
性状常緑多年草
原産地西印諸島〜南米
 ヘリコニアはエキゾチックな雰囲気がある植物で、熱帯を代表する花の一つである。これには、大きく分けて、花穂が下垂する種類と、直立する種類とがある。前者はヘリコニア・ロストラタが有名で、豪華な花である。後者は本種が代表的である

 ヘリコニア・ロストラタの強烈な存在感に比べれば、本種はたいへん地味な花であるが、実用性の視点からははるかに重要で、広く植栽されている。その理由は、本種は小型であり庭園などに群植して、支柱も何もいらない、切り花として使いやすい、周年開花性がある、などが主な理由であろうか。

 草丈は60〜90cmと低い。花茎は茎(正しくは偽茎。葉鞘が巻いて茎状に見えるもの)の先端から出て、その頂に長さ10cm弱の花序を着ける。花序は多少屈曲する。花弁のように見える苞は橙黄色で、苞の間から目立たない小さな花が咲くが、これもほぼ同じ色である。個々の花は地味でも、群がって咲いているとなかなか美しい。なお、多くの品種が育成されているので、苞の色は赤味の強いもの、黄味の強いものなどもあり、草丈もさまざまである。

 日本では温室でなければ栽培できないので、まれに観葉植物として出荷されるものを見る程度である。切り花は輸入品が流通している程度なので、この植物は比較的なじみが薄い。しかし、熱帯では庭園や路側帯などにかなり植栽されている。シンガポールの街中では特に多く見かける。

 本種は以前はバショウ科に属していたが、現在はオウムバナ科に分類されている。このことから分かるように、バナナなどのバショウ科とはかなり近縁である。バナナは数m以上の高さに育つが、「木」ではなく多年草である。茎のように見えるのは正しくは茎ではなく、葉鞘が重なり合ったものである。ヘリコニアもバナナと同様である。

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