ヒメショウジョウヤシ

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@ヒメショウジョウヤシの並木(マレーシア)

Aヒメショウジョウヤシ(インドネシア)
学名Cyrtostachys lakka
和名ヒメショウジョウヤシ
別名
英名red sealing wax palm
科名ヤシ科
属名ショウジョウヤシ属
性状常緑中高木
原産地ボルネオ
 葉柄や葉軸の鮮明な緋赤色がたいへん美しい高さ5m程度のヤシである。このヤシは熱帯アジアでは観賞樹として公園や庭園などに広く植栽されているが、一度見れば忘れることができないほど強烈な印象を受ける。

 シンガポール植物園のヒメショウジョウヤシの並木は有名であるが、マレーシアのクアラルンプール近くの歩道で見た並木も美しく、印象的である。

 ヒメショウジョウヤシは高温性なので、日本では植物園の温室以外ではお目にかかることは少ないが、希に観葉植物として流通することもある。

 ヒメショウジョウヤシは株立ち性で、株はよく分けつし、しなやかに湾曲し羽状の葉を着けた姿は優雅である。幹は緑色で、葉が落ちた後は竹の節に似た環状紋ができる。この幹が濃緑色で、葉柄などの緋赤色とのコントラストがまた素晴らしい。

 仲間に同じような姿をしたショウジョウヤシがあるが、「ヒメ」の方がコンパクトで庭園樹としては好まれる。ショウジョウは「猩々」と書くが、これは中国の想像上の動物で、毛が朱紅色をしている。色合いが似ていると言うことで名付けられたが、楽しい連想といえようか。ただし、これは和名であり、中国名ではない。というのは、元祖中国の猩々の毛は黄色だそうで、この椰子とは縁がなさそうである。中国名は口紅棕櫚という。

 英名はred sealing wax palmという。中国で使われた封印用の赤い蝋の色に似ているからといわれる。

 いろいろ連想したくなる色合いや姿であるが、ともかく、ヒメショウジョウヤシは、椰子類の中で最も美しい種類といえるように思える。


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