フサナリイチジク

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@幹だけでなく枝にも房なりに着く(シンガポール)

A幹に房なりに着く(西表島)
学名Ficus racemosa
和名フサナリイチジク
別名
英名cluster fig, red wooded fig, stem fruit fig, country fig
科名クワ科
属名イチジク属
性状常緑高木
原産地中国南部〜南アジア、東南アジア〜豪州北部
 イチジクのような果実が、太い幹や枝に直接房なりに着く不思議な植物である。熱帯各地で見られる植物であるが、日本でも八重山諸島などで自生している。25mにもなる高木の太い幹に、3cm径ほどの卵形果実を鈴なりに着けた姿は壮観である。

 仏教経典で三千年に一度花が咲くという「ウドンゲ(優曇華)」は、実在の植物としてはこのフサナリイチジクだとされている。たしかに、フサナリイチジクは外見上は花が咲くことはない。イチジク属の植物は果実の内側に花を着けるので、外からは花は見えない。だからイチジクのことを「無花果」と書く。したがって、三千年に一度どころか永久に花は咲かないのである。

 このように幹に直接花が咲き、果実ができる植物は、熱帯ではかなり多いが、ドリアン、ジャックフルーツ、パパイアなどとともに、本種もよくその例に挙げられる。フサナリイチジクの果実も食用になる。

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