イランイランノキ

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@イランイランの花(タイ)

Aイランイランの花(タイ)
学名Cananga odorata
和名イランイランノキ
別名
英名irang-irang
科名バンレイシ科
属名カナンガ属(イランイランノキ属)
性状常緑高木
原産地インド〜フィリピン(詳細不明)
 花の形態も名前も不思議というか、奇妙に感じる植物である。まずは、名前のイランイランはフィリピンのタガログ語に由来している。「花の中の花」という意味だそうだ。

 10cmほども伸びる細長い花弁はねじれて、不整形の奇妙な花形である。垂れ下がるように咲く。しかも不思議なことに、植物はつぼみが大きくなってから開花するのが普通であるが、このイランイランノキはつぼみがあるか無いかの小さいうちに小さな花が開き、それから花弁は次第に大きくなっていく。このような開花をする植物はほとんどない。つぼみの段階が無いと言っても良いような花の開き方である。

 花弁は最初は緑色、次第に黄色になる。このころに強い芳香を発するようになる。この段階で花を採取、蒸留して得られる製油が「イランイラン」というたいへん有名な香水となる。催淫性があるとされている。

 イランイランノキはバンレイシ科の常緑高木で、15m以上の高さになる。枝は繊細で、先端は垂れ下がり、美しい樹形になる。熱帯地域では街路樹や庭園樹として広く植栽されている。東南アジアでは特によく見かけるように思える。葉は長楕円形で、長さは10〜20cmほどになり、光沢があってなかなか美しい。

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