クワズイモ

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@道ばたで自生していたクワズイモ(沖縄県)

A日本向け輸出用に集荷された根茎(中国福建省)

A日本向け輸出用に植え込まれた根茎(中国福建省)
学名Alocasia odora
和名クワズイモ
別名
英名
科名サトイモ科
属名アロカシア(クワズイモ)属
性状常緑多年草
原産地日本南部〜熱帯アジア

 多肉質の棒状の太い根茎とその先端に着くサトイモのような葉とのバランスが面白く、観葉植物として人気が高い。クワズイモ(アロカシア)属には葉の美しい種類が多いが、本種は特に華やかさはない。しかし、素朴な雰囲気と強健な性質が好まれる。サトイモに似ているが毒性があり食用にならないので、クワズイモと命名されている。

 四国南部、九州南部、西南諸島に自生しているが、特に沖縄では道ばたなどに普通に自生している。台湾や中国でもやはりあちこちに普通に自生している。

 日本で観葉植物として流通しているものはほとんど中国の福建省、広東省などからの輸出品である。この地域の花き農場では、大きな根茎がごろごろと並んでおり、うずたかく積み上げられたりする光景が見られる。大きさはさまざまだが、太さ10cmほど、長さ1mほどもある大型のものもある。自生してるものを掘り上げて集荷したもので、栽培品ではない。これを日本や欧米に輸出する。日本へは、根茎のまま、あるいは植え込んで葉を出したものを輸出する。自生品をこんなに集めては、自然のものが絶滅しないだろうかと心配になる。

 自生状態を見れば、大きさはさまざまであるが、長い根茎の先に数枚の葉を着ける。葉柄は大きいものでは1m近くになり、葉は盾状に着き、葉の長さは60cmほど、楕円形で基部は心形に深く切れ込んでいる。

 近い仲間にインドクワズイモ (Alocasia macrorrhiza)が あり、これはさらに大型である。小型種ではシマクワズイモ (Alocasia cucullata) があり、これは日本南部にも自生している。両者ともに観葉植物として流通している。

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