コンロンカ属

学名Mussaenda spp.
和名
別名
英名
科名アカネ科
属名コンロンカ属
性状常緑低木(半つる性)
原産地熱帯アジア、太平洋諸島、アフリカ
 ポインセチアのような雰囲気の花が咲くコンロンカの仲間が、熱帯の各地に広く植栽されている。

 コンロンカ属の仲間は熱帯アジア、太平洋諸島、アフリカなどに100種以上ある。そのうち数種が園芸利用されている。このうち、日本原産のものは「コンロンカ(崑崙花)で、南西諸島(種子島以南)から台湾に自生している。

ムッサエンダ・フィリッピカ

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@タイ(チェンマイ)

Aインドネシア(バンドン)

Bタイ(バンコク)

Cミャンマー(ヤンゴン)
学名Mussaenda philippica
和名
別名
英名
科名アカネ科
属名コンロンカ属
性状常緑低木(半つる性)
原産地フィリッピン〜ニューギニア
 ポインセチアのような雰囲気の花が咲くコンロンカの仲間が、熱帯の各地に広く植栽されており、ピンクや白色の花が樹冠を覆うように咲き誇っている。熱帯アジアの各地で広く見られる風景だ。私の印象では、特にバンコクで多いように思える。

 この植物は、ムッサエンダ・フィリピカという。ややこしい名前だが、和名や通称名がないので学名をカタカナ読みするより仕方ない。フィリピンからニューギニア付近を原産地とする植物である。あまり目立たない小さな黄色花の直下の萼片1枚あるいは数枚が白く着色する。この萼が花弁のように見えて美しい。

 本来白色の本種が、改良が進み、花色が多彩になっているのは、アフリカ原産のヒゴロモコンロンカとの種間交雑が行われた結果である。改良種では着色する萼片の数も多くなっている。しかし、必ず5枚までである。そして、萼の色もピンク、濃ピンクなど多彩になっている。

 本種は半つる性の低木であるが意外と大きくなり高さは5mほどになる。このため、塀越しに美しい樹冠を見せている風景もしばしば見られる。熱帯各地で植栽されているのはほとんどが本種の園芸品種で、原種は原産地以外ではほとんど見られない。私の印象では、この20年ぐらいの間にずいぶん増えたように思える。品種改良が進んだ故の成果であろうか。


ヒゴロモコンロンカ(ムッサエンダ・エリトロフィラ)

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@ヒゴロモコンロンカの花(愛知)

Aヒゴロモコンロンカ(中国雲南省シーサンパンナ)
学名Mussaenda erythrophylla
和名ヒゴロモコンロンカ
別名 サマーポインセチア
英名Red flag bush
科名アカネ科
属名コンロンカ(ムッサエンダ)属
性状常緑低木(直立性または半つる性)
原産地アフリカ中部(コンゴ、ザイール)
 コンロンカ属の植物は小さな花の直下の萼片が大きく発達してこれが花弁のように見えるので、ポインセチアに似た感じである。特にアフリカ中部原産のヒゴロモコンロンカは萼片が鮮やかな赤色なので、ポインセチアと間違えそうである。サマーポインセチアの名で市場流通しているほどである。

 ヒゴロモコンロンカは高温性なので、日本では最近は見かけることが少なくなった。しかし、熱帯の国々では庭園樹として見かける。ポインセチアに似ているといいながら、それ以上に人目を引く感じなので、一株あるだけでも強い印象を受ける。

 高さは2〜3m程度、普通は直立するが、半つる状になる場合もある。葉は楕円形で長さは10〜15cmほどである。本当の花は小さく、白色の筒状花であるが、その直下の萼が葉と同じほどの大きさになり、鮮赤色になる。普通は1花につく着色した萼は1枚であるが、散房状に数個以上の花が咲くので、その分、萼片の数が増え、ポインセチアのようになる。

 本種は原産地では樹高はかなり高いとも言われるがその状況は見たことがないのでよく分からない。アジアの熱帯でみるものは大きくてもせいぜい3mほどである。

 ちなみに、ポインセチアはトウダイグサ科の植物で花の雰囲気は似ていても全くの別物である。


コンロンカ(ムッサエンダ・パリヴィフロラ)

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Dコンロンカ(Mussaenda parviflora(沖縄)
学名Mussaenda parviflora
和名コンロンカ(崑崙花)
別名
英名
科名アカネ科
属名コンロンカ属
性状常緑低木(半つる性)
原産地南西諸島〜台湾
 コンロンカ属の植物は熱帯地域に分布するが、日本にも1種自生する。それが「コンロンカ(崑崙花)」である。沖縄地方などでは庭木としてかなり植栽されている。あまり目立たない小さな黄色花の下の萼片が1枚だけ白くなる。萼片も少し小さいので、可憐な雰囲気である。ハンゲショウに似た雰囲気の花である。ただし、ハンゲショウはドクダミ科の植物で類縁関係にはない。
 暖地の庭木として、あるいは鉢植えとしてかなり広く利用されている。

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