インドセンダン(ニーム)

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@ニームの中木(インド)

Aニームの花(インド)

Bニームの枝で歯を磨く(インド)

Cニームオイルの農薬(インド)
学名Azadirachta indica
和名インドセンダン
別名 ニーム
英名neem, bead tree, cape lilac
科名センダン科
属名インドセンダン属
性状常緑高木
原産地インド
 インドのデカン高原ではインドセンダンの高木があちこちに立っている。特になんの変哲もない樹であるが、緑陰樹として利用しているのであろうと思える。高さ15m近くまで育つ高木で、白色の小さな花がたくさん咲くが、特に目立つほどでもない。

 この木が注目されるのは、葉や樹皮を煎じた汁が殺虫剤になり、種子から採れる油は、ニーム油(neem oil)あるいはマルゴーサ油(margosa oil)といい、リューマチの外用薬に使うことなどの薬効にある。

 インドでは、農薬としてもニームオイルを販売している。インドはバラの切り花の生産が盛んな国で、欧米や日本に輸出している。この生産農家では、害虫の駆除にこのニームオイルを使用していた。また、以前はこの植物の枝を短く切って、歯を磨いていたようである。殺菌効果もあると言うことであろうか。

 この薬効を売りにして、日本でもこの苗が市販されている。しかし、この木は日本では沖縄などを除いて露地での越冬は困難なので、一時ブームが起こったが、最近は流通量も少なくなった。いわば話題性があるだけの商品であったと言うことであろうか。

 日本には同じ科で近縁のセンダン(栴檀)やトウセンダン(唐栴檀)がある。これもニームと同様の薬効があり、センダンの根皮や樹皮は漢方では「苦楝皮」といい、トウセンダンのそれは「川楝子」という。いずれも駆虫剤として用いられ、葉は殺虫剤あるいは忌避剤として利用できる。

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