ニオイパンノキ

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@ニオイパンノキの果実(フィリピン・ミンダナオ)

Aニオイパンノキの果実の内部
(フィリピン・ミンダナオ)
学名Artocapus odoratissima
和名ニオイパンノキ
別名
英名Johore jack, marang
科名クワ科
属名パンノキ属
性状常緑高木
原産地フィリピン
 パンノキ属は熱帯アジアからポリネシアにかけて50種ほどあるが、有名なのは、世界一大きな果実といわれるジャックフルーツ(パラミツ)とパンノキの2種である。写真の果実はミンダナオ島で写したものであるが、外観的にはジャックフルーツそのものに思える。しかし、よく見ると何かジャックフルーツとは違うようだ。食味や種子の周りの部分(仮種皮)の並び方、色などがかなり違う。

 これは、ミンダナオ付近原産のニオイパンノキである。ジャックフルーツは仮種皮が黄色で、整然と並んでいるが、本種は乳白色で、密に詰まっているが整然とは言い難い。果皮も簡単に剥くことができ、中味も簡単に取り出せる。やや臭いは強いが、甘みが強く、美味である。

 樹高25mほどになる高木で、葉は大きいものは長さ50cm近くになる。葉は始めは浅く7〜9裂しているが、成葉は披針形で革質である。花や果実は幹に直接着く幹生花(果)である。果実は楕円形で、表面に小突起があることなど、ジャックフルーツに似ているが、やや小さい。

 ミンダナオやボルネオ付近でのみ作られているローカルな種類のようである。現地ではマランと呼んでいる。

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