ノアサガオ(宿根アサガオ)

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@自生のように思えるノアサガオ(西表島)

Aフェンスに絡まったノアサガオ(マレーシア)

B2階まで覆い尽くしたノアサガオ(愛知県)
学名Ipomoea congesta (=I.indica)
和名ノアサガオ
別名 宿根アサガオ、琉球アサガオ、西表アサガオ
英名
科名ヒルガオ科
属名イポメア(サツマイモ)属
性状多年草
原産地日本南部〜熱帯アジア
 沖縄県ではアサガオといえば普通は本種のことをいう。沖縄県の森林や灌木地では樹冠を覆うように自生している。このような風景はアジアの熱帯ではどこでも見られる。

 ノアサガオは宿根アサガオ、琉球アサガオ、西表アサガオなどの名前でも、流通している。普通のアサガオが一年草であるのに対して、本種は多年性であり、しかもたいへん強健である。熱帯原産でありながら、耐寒性は比較的強く、関東以西なら、茎は木質化して冬は地上部は枯れるものの十分に越冬し、春になれば生育を始める。雑草化するほどに強健である。

 つるは数mは伸び、葉はやや大きく心臓形あるいは3裂している。花は径10cmほどはあり、房咲きで、たくさん咲くので、なかなか豪華である。ただし花色は青紫系だけである。咲き始めの早朝は青色、昼頃には紫色に変化する。日本のアサガオのような改良は進んでいない。

 ちなみに、日本のアサガオほど品種が豊富なアサガオの仲間は他にない。日本独特のものであるが、栽培される地域で云うなら国際的には極めて少数派である。ヨーロッパでも日本のアサガオは見かけない。これだけ立派な品種があるのに不思議に思えるが、その大きな理由は、アサガオが短日性植物であることによると思える。アサガオは昼の時間が15時間以下でなければ花芽ができない。ヨーロッパのような高緯度地方では、昼の時間があまりにも長いので、花芽ができないであろうと思える。ともかく残念ながら、日本の誇るアサガオは、外国でほとんど栽培されないのである。

 話を戻して、ノアサガオは種子がほとんどできない。絶対にできないと云うわけではないが、まず見かけることはない。であるにかかわらず、熱帯では各地に繁茂していることに不思議さを感じる。ただし、園芸的には挿し木で容易に増やすことができる。

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