パキラ(パキラ・グラブラ)

画像をクリックすれば拡大できます

@パキラの種子を採るための大株(台湾)

Aパキラの果実(中国・海南省)

Bパキラの果実(台湾)

Cパキラのつぼみ(台湾)

Dパキラの花(台湾)

Eパキラの果実の内部と種子(台湾)

Bパキラの大規模な生産農場(中国・海南島)
学名Pachira glabra
和名
別名 パキラ
英名French peanut, Guinea peanut
科名アオイ科(←パンヤ科)
属名パキラ属
性状常緑高木
原産地熱帯アメリカ
 観葉植物としては日本でもかなりメジャーな植物である。台湾で三つ編みの仕立て法が開発されて以来、三つ編みの大鉢観葉植物もかなり流通している。

 樹高は20m近くなる高木で、幹の基部はやや膨らんでいる。幹の表面は滑らかで灰緑色である。基部の膨らみは、種子で殖やしたものだけで、挿し木したものでは膨らまない。葉は掌状の複葉で、小葉は5〜9枚である。

 パキラは台湾で生産が多い。台湾が世界の苗の供給基地になって世界に広げたものである。日本で生産される観葉植物の鉢物もほとんど全て台湾から苗を輸入していた。発芽したばかりの小さな苗は、日本で種子がまかれているが、この種子も主に台湾から輸入されていた。現在もその状況ではあるが、最近は中国の海南島を始め、競争産地も増えている。

 つぼみは先が尖った長い筒状で、葉腋に着く。花は白色の糸状の雄しべが目立ち、長さは15cm以上ある。1日花である。果実はレモン大で、始めは緑色、次第に褐色になる。中には15個前後の種子が入っている。果実は熟すと裂開し、白い綿毛に包まれた種子を放出する。沖縄などを除いて日本では開花、結実するような木は植物園などを除いてまず見られない。

 パキラは台湾では街路樹にもなっているが、円錐形の樹幹が連なって、緑の壁を作り、なかなか壮観で美しい。

 なお、パキラ属の仲間にカイエンナッツ(パキラ・アクアティカ:Pachira aquatica )がある。種子を食用にする植物である。この植物は日本では見たことがないが、植物園などにあるかもしれない。少なくとも流通しているものにはカイエンナッツは存在しない。パキラの生産が始まったころ、間違えてこの学名を使った人がいたため、未だに間違って使われることがある。よく似た樹形の植物ではあるが、雄しべの先端が赤色で、果実がやや大きいので、違いは明瞭に分かる。日本に種子や苗を供給する台湾の採種木を見ても、カイエンナッツは無い。

 「パキラの原木生産」参照

ホームページに戻る