パンノキ

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@パンノキの幼果(インドネシア)

Aパンノキの実(タイ)

Bパンノキの大木(インドネシア)
学名Artocarpus altilis
和名パンノキ
別名
英通名 bread fruit
科名 クワ科
属名パンノキ属
性状常緑高木
原産地ポリネシア
 パンノキとは面白い名前である。アジアの熱帯では普通に見られる植物で、日陰樹として公園や庭園、街路樹などに広く利用されている。どちらかと言えば家庭果樹的なのであろう。この果実を収穫するための大きな栽培風景は見あたらないように思える。

 この果実の果肉は白色で、澱粉を大量に含む。果実は焼いたり蒸し焼きにしたりして食用とする。この果肉の味がパンに似ていたのか、食感がパンに似ていたのか、命名の由来は定かでないが、英名は bread fruit(パンの果実)という。和名は英名の翻訳である。

 パンノキはクワ科パンノキ属の高さ20mほどになる高木である。この属には世界一巨大な果物として知られるジャックフルーツがある。同じ属であるから、果実の外観はジャックフルーツに似て表面はわずかにいぼ状の突起がある。果実の形は球形または卵形、大きさは径10〜20cmほどで、ジャックフルーツよりは小さく、やや球形に近い。

 パンノキは雌雄異花で、葉腋に雄花や雌花が着生する。当然のことながら雌花に果実ができるが、ジャックフルーツの雌花は幹に着く幹生花で太い幹に直接果実がぶら下がっているのとは様相が多少異なる。

 葉は掌状に深い切れ込みがあり、革質の光沢ある濃緑色である。なかなか美しいので、幼木は観葉植物として利用される。

 なお、パンノキには「種あり」の種類と「種なし」の種類がある。種なしの種類は果肉が詰まっており、上述のように焼いて食用とするが、種ありの種類には果肉はほとんど無く、その種子を食用とする。

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