パラゴムノキ

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@乳液を採取中のパラゴムノキの農園(ベトナム)

A乳液を採取中のパラゴムノキ(ベトナム)

Bパラゴムノキの葉(ベトナム)

Cパラゴムノキの果実と種子(ベトナム)
学名Hevea brasiliensis
和名パラゴムノキ
別名 ブラジルゴムノキ、ヘベアゴムノキ
英名Para rubber tree, caoutchouc treee
科名トウダイグサ科
属名パラゴムノキ属
性状常緑高木
原産地アマゾン流域
 パラゴムノキは天然ゴムを採取するための木である。世界の国別生産量ではタイ、インドネシアが圧倒的に多く、次いで、マレーシア、ベトナム、インド、中国の順となる。ブラジル原産の植物ではあるが、栽培されているのは熱帯アジアが圧倒的に多い。パラゴムノキは典型的なプランテーション作物で、生産している農場の規模は極めて大きい。

 名前のパラ(Para)はアマゾン川河口のパラ州のパラ港(現在のベレン港)に由来する。もともと、ブラジル以外に産地の無かったころ、ここから独占的に輸出されていた。

 パラゴムノキは樹高30mに達する高木である。葉は3枚の小葉からなる複葉である。小葉の長さは30〜60cm、長楕円形で革質である。幼植物を観葉植物として育てても良いような姿であるが、高温性のためか日本での鉢物生産はない。

 幹の樹皮に浅い切れ込みを斜めに入れ、この溝からしたたり出る白色の乳液を採取する。この乳液をラテックスといい、これを精製して天然ゴムを作る。この切れ込みは1mmほどの幅で、ほぼ毎日行われる。たいへん面倒な作業のように思える。少しずつずらして溝を掘るので、1年間に切れ込む溝全体の幅は20〜40cmになる。樹齢5年あまりすると乳液の採取を始め、40年近くまで採取する。樹齢の大きな木では溝だらけになっている。

 乳液の採取の終わった木は、木材として利用される。主に集成材を作るために利用される。

 ちなみに、パラゴムの木の種子は、その紋様も大きさもウズラの卵にそっくりで、種子そのものが何かに利用できそうに思えるが、利用している例を知らない。果実は3条の溝があり、中には3個の種子が入っている。


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