パイナップル

画像をクリックすれば拡大できます

@マーケットで見たパイナップル(カンボジア)

Aパイナップルの栽培(石垣島)
学名Ananas comosus
和名パイナップル
別名
英名pineapple
科名パイナップル科
属名アナナス属
性状常緑多年草
原産地ブラジル
パイナップルはバナナと並んで熱帯果物の横綱である。世界中のどの国でも、マーケットなどでパイナップルを見ない国はないと言っても過言ではない。

 多くの果物は、木本性であるが、パイナップルやバナナは多年草である。イチゴやスイカなどは果物と言うかどうかの問題はあるにしても、やはり多年草である。果樹と言う言葉があるが、日本では果樹にできる果実を果物というので、その意味では、パイナップルは果物ではなく野菜になってしまう。

 パイナップルの葉は地下茎からロゼット状に叢生する。葉は剣状で普通は縁に刺がある。ただし、刺のない品種もある。葉の長さは1m近くになり、株の中心部から60〜100cmほどの花軸が伸び、先端に円筒状の花序ができ、ここに100個以上の小花が癒合して、長さ30cm以上の円筒状の集合果を作る。これが熟したものが「パイナップル」である。普通は種子はできない。この果実の先端には、またロゼット状の葉が出る。この葉の部分を切り離して植え付ければ、またパイナップルを作ることが可能だが、次の果実ができるまでの期間が長くかかるので、経済栽培ではこれを用いることはない。

 実を付けた株は、収穫後、しばらくは生存しているがやがて枯れる。しかし、下部の方から新しい吸枝(子株)が発生しており、これが大きくなって、次の果実を着ける。実際には、これを掻き取って新しく植え直すことになる。

 パイナップルは収穫後に追熟することはない。したがって、十分に熟したものを収穫する。

 パイナップルはブラジル付近の南米原産であるが、コロンブスなどの新大陸発見以後世界中に広がった。現在では熱帯アジアでの生産が最も多くなっている。国際商品として、大規模なプランテーション農業が行われている。日本では、沖縄県でかなり多く栽培されている。

 観賞植物としてもパイナップルは栽培されている。この場合は、葉に美しい斑が入ったものが使われる。白色、あるいは赤色の美しい縦縞が入る。

 パイナップル科の植物は多数あるが、食糧として重要なのはパイナップルだけであるが、観賞植物としての位置づけはかなり重要である。グズマニア属、チランジア属、エクメア属など限りなく多くの種が流通している。

ホームページに戻る