アリストロキア・ギガンテア

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@(南アフリカ)

A(ケニア)
学名Aristolochia gigantea
和名オオパイプカズラ
別名
英名Brazilian Dutchman's Pipe, Giant Pelican Flower;
科名ウマノスズクサ科
属名アリストロキア属
性状常緑蔓性低木
原産地ブラジル
 何とも奇妙な花形をした珍しい植物があるものだ。花弁はなく、花弁のように見える萼の大きさは長さが30cm、幅が20cmにもなり、これが、赤褐色に白の網目模様、その開き方はかなり不整形で、多少グロテスクに思える。しかし、たいへんエキゾチックで、ユニークな面白さがある。

 本種は、ブラジル原産の植物ではあるが、このユニークな花形が受けて、熱帯各地の庭園などに植栽されている。つる性の植物である特性を活かして、フェンスなどに絡ませて植栽されており、面白い景観を形成している。また、パーゴラで日除けを作り、緑陰植物としても利用されている。日本でも、植物園の温室ではかなり普通に見られる。

 個々の花の寿命はあまり長くないが、葉腋から花茎を伸ばし、次々と花が咲くので、たくさんの花がぶら下がるように咲く光景は意外と美しい。茎は5m以上には伸びる。

 萼の中心部には黄緑色の袋状の花器が着く。一見食虫植物の雰囲気があり、この中に昆虫が入り受粉を助ける。しかし、虫を食べるわけではないから、食虫植物ではない。

 アルストロキア属は世界の熱帯〜亜熱帯に300種類以上はある。日本にもウマノスズクサなど数種が自生する。種類によって形態は様々であるが、どの植物もかなり面白い、個性的な花を咲かせるのが共通点であるといえようか。本種の他に、パイプカズラ(Aristolochia elegans)も植物園などの温室で栽培されている。

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