レイシ

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@マーケットで販売されていたレイシ(中国・広東省)

A道ばたで販売されていたレイシ(台湾)

Bマーケットで販売されていたレイシ(台湾)

Cレイシの栽培(台湾)

学名Litchi chinensis
和名レイシ
別名 ライチ
英名leechee, lichi, litchi, lychee
科名ムクロジ科
属名レイシ属
性状常緑中高木
原産地中国南部
 楊貴妃にまつわるレイシの話は有名であるが、その故に「果物の女王」とも呼ばれている。世界各地で栽培されているが、特に、原産地の中国や台湾でたいへん栽培が多い。特に中華料理のデザートによく用いられる。

 果実は球形あるいは卵形で径は4m以上、果皮の色は緑紅、濃紅などさまざま、表面はうろこ状の細かいの突起があり、全体として革質である。皮を剥けば、内部は種子の周りにある白い半透明の果肉(正しくは仮種皮)が詰まっており、これを食べる。甘味が強く、特有のほのかな香気と少しの酸味があって、たいへん美味である。

 果実の中にはかってはかなり大きな種子が入っていたが、最近は種子のかなり小さい品種が育成されており、、これが普及しつつある。

 樹高は10m近くなる高木であるが、低いところからもよく枝が出る。1つの花序に数百以上の花を付けるが、果実ができるのは数十個である。熱帯の露天などではこの房のまま販売している場合が多い。

 レイシは、耐寒性が意外と強く、0℃以下にあまりならない地域では十分に越冬する。日本でも、沖縄などの西南諸島はもちろん、九州南部でも栽培されている。

 果実は日持ち性が悪い。そのため、楊貴妃のいた長安までの輸送に早馬を用いたことで有名である。海外からの安価な輸入品の多くは冷凍されたものであるが、一部は空輸によって生鮮品も輸入されているが、輸送費などが高くつく。国産品は品質と新鮮さを売り物にしているということであろうか。

 なお、レイシは熱帯植物のように思われるが、栽培には冬に多少の寒さを必要とし、寒さに遭遇しなければ十分に開花しない。このため、冬に多少の寒さがある亜熱帯気候でなければ栽培できない。もし熱帯気候では栽培できないのである。台湾や中国南部の亜熱帯気候の地域が主産地となっているのはこのためであろう。もちろん、その他の世界中の亜熱帯気候の地域でも栽培されている。

 このような気候条件との関係から、北半球では花が咲くのは春先で、果実が成熟するのは5〜7月頃となる。

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