チランジア・ウスネオイデス

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@美しいグリーンカーテン(台湾)

A庭園の庭にぶら下がるサルオガセモドキ(台湾)
学名Tillandsia usneoides
和名サルオガセモドキ
別名
英名Spanish moss, old man's beard, gray beard, long moss,
科名パイナップル科
属名チランジア属
性状常緑多年草
原産地米国南部〜中南米
 典型的なエアープランツである。銀白色の麻糸のような細い茎が房状につながっている不思議な姿をしている。まるで、老人のあごひげのような姿なので、英名ではold man's beard(老人のあごひげ)、とか gray beard(灰色のあごひげ)などという。和名では、 ブナ林など落葉広葉樹林の霧のかかるような森林の樹上に着生する地衣類のサルオガセに似ているのでサルオガセモドキという。和名はまじめな命名と言うべきであろうか。

 この植物、パイナップル科の植物である。パイナップルの仲間とはとても思えない姿である。樹木からは、単にぶら下がっているだけで、樹木から栄養分を取っているわけではない。電線などにもぶら下がる。決して寄生植物ではない。何よりも根が無いのである。

 パイナップル科の植物は、共通して葉には吸収鱗毛という養水分を吸収する組織がある。なかでも、サルオガセモドキの属するチランジア属は吸収鱗毛が多いので、これが目立って葉は銀白色を帯びたものが多い。この属にはエアープランツが多い。自然の降雨や、空中の霧などの湿気から養水分を吸収するのである。パイナップルの仲間であるから、よく観察すれば、茎の先にたいへん小さな花が咲く。

 日本では、南西諸島を除いてこれを戸外で育てることはできない。しかし、室内でなら十分に育つので、何かにぶら下げておけば、この銀白色の面白い姿を楽しむことができる。時々霧吹きで湿らせてやる程度で十分である。

 これが亜熱帯、熱帯地方では、戸外で庭園の樹木にぶら下げたり、窓の日よけのグリーンカーテンなどに利用できる。原産地では長さが5m以上に伸びるというが、数メートルに伸びた美しい装飾を台湾で見てその美しさに驚いた。日本でもサンルームの室内で日よけ用に使っている場合も見かける。

 ちなみに、原産地ではこれを箱詰めなどのパッキング材に使用していたという。また、電線にぶら下がるので、その駆除に苦労するともいう。

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