ソテツ

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 @巨大なソテツ(香川県)

Aソテツの大きな自生群落(石垣島)

Bソテツの輸出用の実生栽培(中国・福建省)

Cソテツの栽培(台湾)

D輸出のために幹の部分を水洗する作業(中国・福建省)

Eソテツの雄花(西表島)

 Fソテツの雌花(中国・雲南省)
学名Cycas revoluta
和名ソテツ
別名
英名Japanese fern palm, sago palm, king sago, sago cycad, Japanese sago palm
科名ソテツ科
属名ソテツ属
性状常緑小低木
原産地日本〜中国南部
 ソテツは南国風のイメージが強い植物である。九州や沖縄、四国地方などでは、南国ムードを演出するために、ロータリーや公園などにも広く植栽されている。

 ソテツの原産地は主に日本で、南西諸島の海岸に近いところでは、現在もかなり広大な自生状態の群落が各地で見られる。

 ソテツ属の植物は世界にほぼ20種ほどあるが、その中でソテツは日本に自生する唯一の種類である。また、この日本原産のソテツだけが世界中で広く利用される実用種になっている。少なくとも鉢植えの観葉植物として利用されるのはソテツだけだと言っても過言ではない。幼植物でも姿の良い形で育ち、性質が強健なのが好まれるのであろう。

 あまり知られていないことかもしれないが、世界中のソテツの鉢物の苗を作るための種子は日本から輸出されているのである。奄美大島などから大量に世界に供給している。中国や台湾の観葉植物産地ではソテツがたくさん生産されているが、この種子は日本から輸出されている。そして、この苗はさらに、世界各地に輸出されている。不思議なことにこの苗を日本も購入している。いわば、中国や台湾に苗を育ててもらっているような状況である。

 ソテツは生長すれば高さ8m以上になる。成長の遅い植物なのでこれまでに育つにはかなりの年数がかかる。ソテツの幹は円柱状で太く、まれにしか枝分かれしない。細い枝はなく、葉は幹の先端にだけ杯状に多数群生し、美しい樹形を作る。葉は羽状複葉で、葉の先端は鋭く尖る。この美しい姿は特に手を加えないでも自然にできる。その上、ソテツはたいへん強健な植物なので、かなりの大株でも移植は十分に出来る。中国から輸出されるソテツは、根や葉を切り取って、茎の部分の枯れ葉なども取り除き、さらに水洗して土なども取り除いた状態で輸出される。それでも、十分に活着する。ちなみに、ソテツは雌雄異株である。

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