スイレン

画像をクリックすれば拡大できます

@のマーケットで販売されていたスイレンの切り花
(タイ・バンコク)

A用水路で見た熱帯スイレン(中国・広東省)

 B池に自生していた熱帯スイレン(タイ)

C池に自生していた小さな花の熱帯スイレン
(中国・雲南省)
学名Nymphaea spp.
和名スイレン
別名
英名water lily
科名スイレン科
属名スイレン属
性状水生多年草
原産地熱帯〜温帯
 スイレンはスイレン属の水生植物の総称として用いられる。日本にはスイレン属の植物はヒツジグサ(未草)1種のみが自生し、日本全国の池や沼に広く自生しており、白色の花が咲く。ヒツジグサは漢名で睡蓮(スイレン)と書く。

 スイレン属の植物は熱帯から温帯に至るまで、数多くの種類、品種があるので、温帯性(耐寒性)スイレンと熱帯性スイレンの2つに大分けすることが多い。

 温帯性スイレンは、温帯地方に自生する種類を基に改良された品種群で、耐寒性がある。多彩な色合いの品種が育成されてているが、熱帯性スイレンには及ばない。葉も花も水面に浮かぶのが特徴で、主に昼に開花する。要するに、日本で普通に見られるスイレンである。

 一方、熱帯性スイレンは、主に熱帯地方の種類から改良された品種群で、寒さに弱く、日本では冬に暖房できる温室以外では栽培できない。15℃以上の暖房が必要となる。花色は温帯性スイレンよりも豊富で青や紫色の花を咲かせるものもある。花は概して温帯性スイレンより大きくて豪華で、花径20cmにもなる品種もある。葉は水面に浮かぶが、花茎は水面より上に伸ばして開花するのが大きな特徴である。また、花は昼咲きだけでなく、夜咲きのものもある。

 東南アジアの国々ではどこに行っても自生種を含めて、水辺にはスイレンが多数見られる。特に仏教国では、切り花の流通が多く、マーケットなどで見るスイレンは、色鮮やかで、ひときわ目をひく。

 これは仏花として多く使われるからである。仏教に必須の花はハスであるが、ハスの花は桃色と白色しかない。そこで色華やかなスイレンが添えられるのである。ちなみに、ハスは漢字で書けば「蓮」で、その花は仏教で「蓮華」という。蓮華は、極楽の池に咲くとされているが。、蓮華には、ハスだけでなく、スイレンも含まれている。

 ちなみに、ハスとスイレンは同じ水生植物であるが、スイレンは花が水面に浮き、ハスは葉が水面より突き出る。

ホームページに戻る