タカワラビ

画像をクリックすれば拡大できます

@園芸店で見るタカワラビの根茎(マレーシア)

A園芸店で見るタカワラビの根茎(台湾)

B園芸店で見るタカワラビの根茎(ベトナム)

Bタカワラビの成葉(沖縄)
学名Cibotium barometz
和名タカワラビ
別名 ヒツジシダ
英名Scythian lamb
科名タカワラビ科
属名タカワラビ属
性状常緑多年草
原産地熱帯アジア、沖縄
 毛むくじゃらの奇妙なものがあるものだ。台湾、中国南部、熱帯アジアの国々の露店や園芸店でよく見かける。これは植物であって、人工品ではない。

 実はこの毛むくじゃらの固まりは、タカワラビという高さ2mほどの大型のシダの根茎である。熱帯アジアではどこにでもある植物であるが、日本では沖縄県に自生している。

 この根茎からは、いろいろな動物が連想される。英名は「Scythian lamb」(スキタイの子羊)といい、架空の羊を連想している。別名のヒツジシダはこの英名から来ている。

 中国名は「金毛狗」で、狗は犬のことであるから、「金色の毛の犬」となり、これを犬に見立てている。日本ではゴールデンチャウチャウの名前でも販売されているが、中国名と中国原産のチャウチャウ犬を合わせて命名したのであろう。

 猿を連想する国もある。台湾で販売されている鉢植えを見ると、手を高く伸ばした手長猿のような姿のものが販売されている。キンシコウ(金糸猴)を連想したのであろう。日本ではゴールデンモンキーの名でも販売されている。

 ベトナムでは羊のような形で販売されている。葉柄を足や角に見立てるように加工している。マレーシアでは根茎の固まりだけが販売されている。これは狸の顔のようでもあり、雄ライオンの顔のようにも見える。それぞれのお国柄がうかがえる。

 和名のタカワラビはまじめな命名で、大型のワラビの意味である。葉は長さ2mにも達するが、3回羽状複葉で最終の裂片は1cmにも満たない繊細な葉である。ワラビなどと同じように出葉時にはゼンマイ状に丸まった葉を出す。

ホームページに戻る