チユウキンレン

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@チユウキンレンの花(愛知)

Aチユウキンレンの花(中国・雲南省)

Aチユウキンレンの群植(中国・雲南省)
学名Musella lasiocarpa
和名チユウキンレン(地湧金蓮)
別名 雲南チユウキンレン、チャイニーズイエローバナナ
英名Chinese yellow banana
科名バショウ科
属名ムセラ属
性状常緑多年草
原産地中国南西部〜インドシナ半島
 黄金色のハスのような花が地面から湧き出るように咲くユニークな花が中国南部の雲南省付近にある。「地湧金蓮」の名の通りである。多くの場合、茎(正しくは葉鞘が重なったもので偽茎)だけが地上に出て花が咲くのである。そして、その茎の地際からバナナのような葉を出してくる。この芽が育てば、葉が落ちてその先端に将来花が咲く。時には開花時にも花の下に葉が残っている場合もある。

 蓮は極楽の池に咲くとして仏花に使われるが、これと関連しているのであろうか、雲南省にある仏教寺院にはチユウキンレンがだいたい植栽されている。だから、観光などに訪れてもかなり見ることができる。

 この植物、バショウ科ムセラ属の植物で、バナナ(バショウ属)とは属が異なるが、かなり近縁である。茎(偽茎)の高さは60cm〜1m、太さ10〜20cmほど、先端に咲く花は径30cmほどで遠くから見てもかなり目立つ。黄金色の花弁のように見える部分は苞で、苞の間から目立たない小さな筒状の花が多数咲く。

 チユウキンレンは中国雲南省からインドシナ半島付近の標高2000m付近の高原に自生する。1998年に開催された昆明世界園芸博でかなり多用され、広く知られるようになったと思える。亜熱帯地方の植物とは言え高山性なので寒さには意外と強く、日本でも寒冷地以外は露地で十分に育つ。ナゴヤドームで開催されていたフラワードームや淡路で開催された花博などで、日本にも導入され、その後輸入品がかなり流通したので、現在では時々見かけるようになっている。

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