トケイソウ

画像をクリックすれば拡大できます

@トケイソウの花(愛知)

Aトケイソウの熟した果実(沖縄)

Bトケイソウの果実(中国・雲南省)
学名Passiflora caerulea
和名トケイソウ
別名 パッションフラワー
英名passion flower, blue passion flower
科名トケイソウ科
属名トケイソウ属
性状常緑つる性低木
原産地ブラジル〜アルゼンチン
 花の形が何ともユニークで、これを、日本では時計の文字盤に見立てて「時計草」、西洋では十字架に見立ててパッション(キリスト受難)フラワーという。

 花の径は10cmほど、花弁が5枚、萼片が5枚、ともに同じような大きさなので、一見したところ10枚の花びらのように見え、いずれも基部が紫色だが、全体として白色である。そして糸状になった副花冠の紫色が目立ちエキゾチックな雰囲気を醸し出す。亜熱帯や熱帯の国々の庭園のフェンスなどによく植栽されている。

 トケイソウは意外と低温に強いので、日本でも関東以西の暖地でしばしば露地植えされているのを見る。最近は日陰を作るグリーンカーテンとして一年草のような扱いで夏の間だけ植えているものもかなり多い。つるは細くよく伸び、葉は深く裂けて5〜9枚ほどの掌状なので、適度な日よけになる。

 トケイソウはもっぱら観賞用に栽培されるが、長さ5〜6cmほどの鶏卵より少し大きい果実ができる。熟すと橙赤色になる。内部にはゼリー状の果肉や果汁が詰まっているが、甘味が少なく、あまり美味いものではない。

 しかし、トケイソウ属には多数の仲間があり、果物専用の種類もある。トケイソウの果物はパッションフルーツと呼ぶ。その代表的な種類はクダモノトケイソウである。その他数種の仲間が果物用に栽培される。いずれも、トケイソウより果実がかなり大きく、内部の果肉が多く、甘味も強い。これは生食もされるが、ジュースやジャムなどの加工用にすることが多い。日本でも沖縄ではクダモノトケイソウが栽培されている。

ホームページに戻る